ここがおすすめ! イスタンブールのハマム
エキゾチックなハマム体験で、身体も心もリフレッシュ(©Cemberlitas Hamami)
トルコ人はハマム離れが進んでいるというけれど、外国人観光客には相変わらず人気のハマム。特に観光都市イスタンブールには観光客向けの居心地のいいハマムがいくつかあります。建物も歴史的建造物なので一見の価値アリ。その上近年の外国人観光客が急増していることから、より衛生的なつくりにリノベーションを行ったり、デラックス・ハマムも新たに誕生したりと、なかなか目が離せないイスタンブールのハマム事情。ここでは、とっておきのハマム3店舗をご紹介します。
ハマムって何? どうやって入ったらいい?…… などなどハマム全体についてはこちらの記事をどうぞ>>>
トルコのハマム
※DATAの情報は2011年6月のものです
※2011年6月現在、1トルコリラ=約51円
アヤソフィア・ヒュッレム・スルタン・ハマム
新しいだけに、清潔感がいい(©Ayasofya Hurrem Sultan Hamami)
ハマムが一つまた一つと減っていく中で、鳴り物入りで2011年6月13日に新オープンしたラグジュアリーハマム。なんとブルーモスクとアヤソフィアの間という絶好の観光中心地にあります。
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アヤソフィア・ヒュッレム・スルタン・ハマム
気軽に楽しめる、チェンベルリタシュ・ハマム
価格もシステムもきちんとしているところがわかりやすいので、気軽に楽しめます(©Cemberlitas Hamami))
トラム電車チェンベルリタシュ駅の目の前にあり、グランドバザールにもほど近いハマム。こうした便利な立地のためか、特に外国人観光客に人気があり、それだけに会計やシステムがはっきり分かりやすく、はじめて行く私たち日本人でもまごつくことがありません。価格も他に比べてややリーズナブルだし、初めてのハマム体験だったら、ここがおすすめ。内部は新しく改装されているので「古くて汚い」というイメージのハマムとは一線を画しています。
入浴する人全てに支給される、使い捨ての新品ケセとショーツ
特にチェンベルリタシュ・ハマムのいいところは、使い捨ての新しいケセ(垢すり用タオル)とショーツを用意してくれること。通常ハマムにはペシュタマルと呼ばれる腰巻で身体を覆って入りますが、下着のパンツをはいたまま入るトルコ人もいれば、ビキニの下の水着だけ来て入る人もいるし、ヨーロッパ人観光客などは文字通り素っ裸で入ります。そんな中、どんな格好で入ればいいのかちょっと悩んでしまうところなのですが、ここでは下着での入場は禁止。皆がこの黒い使い捨てショーツをはく義務があるので、衛生面で安心でき、思う存分ハマムを堪能できるのです。
とても気さくな垢すり師、ケセジ
改装は行われたものの、内部はハマム独特の雰囲気が健在。建物は1584年にあの天才建築家、ミマール・シナンによってつくられたもので、昔の雰囲気がそのまま残っています。中に控えているケセジ(垢すり師)やフルーツスタンドのおじさんなど、観光メッカにありながら、なんだか地元トルコを感じるオリエンタルなハマムワールド。
屋上にはモダンカフェも新設。丸いガラスがポコポコついているハマムのドーム天井のすぐ横に設置されたテーブルでカフェオレなんて飲んでみると、なんだか自分がどこにいるんだか分からなくなってしまいそう。
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Cemberlitas Hamami(チェンベルリタシュ・ハマム)
住所:Vezirhan Cad. No:8, Cemberlitas 34120
TEL:0212-522-7974
アクセス:トラムヴァイT1線チェンベルリタシュ駅前
営業時間:6:00~00:00
料金:ハマム入場のみ39トルコリラ、ハマム入場+垢すり+全身洗い59トルコリラ、ハマム入場+垢すり+全身洗い+オイルマッサージ99トルコリラ