ビジネススクールの人気科目として「戦略論」と双璧をなすのが「マーケティング論」です。今回は、マーケティングの授業がどういったものかに迫ります。

身近な学問

マーケティング

マーケティングは売上と直結する学問

大学の商学部以外では、学部時代にマーケティングの勉強はしないのではないでしょうか。一方で、仕事では、「ブランドを構築しろ」「適正価格で販売しろ」「販売会社管理をしろ」と、マーケティング分野の言葉が職場を飛び交います。マーケティング知識がなくても日々の仕事はどうにかこなせますが、理論を学ぶと目から鱗のことが多くあり、仕事の質が高まります。ガイドは、マーケティングでいうポジショニングや商品の価格付け(後述)を体系的に学び、その実践ケースを学べたことがその後の仕事で大きく役立ちました。

マーケティングとは

マーケティング

ケーキ屋の成功はマーケティングにかかっている

全米マーケティング協会によると、マーケティングとは「個人と組織の目標を満足させるための交換を創造するための、アイディア・商品・サービスの概念化・価格決定・販売促進・流通に関わる計画と実行のプロセス」であるとされています。

少し分かりにくいですよね。

簡単にケーキ屋を例にとってマーケティングを考えてみましょう。ケーキ屋の一般的な目標は、ケーキを買ってくれるお客様を満足させることと、収益を上げ続けることです。そのために、おいしいケーキを作り、お店に並べて、お客様にケーキを売ります。

上記のマーケティングの定義では、「個人」がケーキを買う人、「組織」がケーキ屋で、「交換」がケーキの売買にあたります。「アイディア」とはどういったケーキを作るか、「商品」はケーキです。「サービスの概念化」は少し難しいのですが、このケーキ屋がおいしい誕生日ケーキを作ることが得意であれば、例えば「特別な日にふさわしい心のこもったおもてなし」が「サービスの概念化」になります。そして、特別な日にふさわしいケーキの値段はどうあるべきかを考えて「価格決定」し、女性誌のコラボレーション記事でこのケーキを食べている女性の特集を行うなどの「販売促進」を行い、最近話題の高級通販を「流通」に選ぶというものです。

このように、マーケティングは、会社において重要な攻めの部分である「売り上げ」に直結することを扱う学問なのです。