マルモのおきて：主題歌ダンスはウマイよりユルイ

『マルモのおきて』が好調です。
裏番組が春ドラマの大本命『JIN-仁-』があるため事前予想は悲観的でしたが始まってみると尻上がりに好調、『JIN』を追撃、肉薄しています。

好調の理由の一番はもちろん子役の二人。昨年『Mother』で注目された芦田愛菜は阿部サダヲと並ぶダブル主演であり期待通り。それに加えて双子の弟役・鈴木福のボケ演技もいい味だしてます。

ゆる～いダンスがポイント

子役の二人の次ぐらいにくる理由は主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」とともに踊る「マルモリダンス」。6/5放送分は双子の母親（鶴田真由）が登場するという山場のためか10分延長スペシャルで勝負をかけてきました。その結果、最高視聴率を記録したのが最後のダンスのところでした。

思えば、最近ゆる～いダンスを使ったドラマがヒットしています。まずは昨年の『怪物くん』。挿入歌「ユカイツーカイ怪物くん」に合わせたダンス「みんなで踊ろうカイカイ体操」。続いて連続テレビ小説『てっぱん』の「てっぱんダンス」。そして『マルモのおきて』の「マルモリダンス」。どれもドラマとダンスが相乗効果でヒットしています。

なぜゆるいダンスを使ったドラマはヒットするのでしょうか？

バラエティとの連動

以前はドラマと相乗効果でヒットするといえば主題歌でした。ところが最近は歌番組が少なくなっています。そうなるとドラマが主題歌の宣伝はできても歌でドラマの宣伝はできません。それで主題歌は大ヒットなのにドラマはパッとしないというのものが多くなりました。
ところがゆるいダンスになるとバラエティでつかえます。フジテレビも芦田愛菜をバラエティに出してマルモリダンスも踊らせていました。