乙女心をくすぐるK-POPパフォーマンス
劇場はステージとの距離が近く、全席198席、14列とこぢんまりとした印象。もともと映画館だったスペースなので、椅子の座り心地もソフトで、リラックスして公演を楽しめます。劇場にはあらゆる年代の“女子”が集い、中にはすでにリピーターの風格がただよい、メンバーの写真付きウチワや蛍光色のケミカルライトを持参して準備万端という方も見かけられました。そんな中、定刻に始まったステージ。まずApeaceメンバーの紹介PVがスクリーンに映し出され、暗転したと思った次の瞬間、ステージに本物のメンバーが登場!「え? いつの間に?!」という驚きも手伝って、会場は一気にヒートアップ。黒のジャケットとパンツ、白いVネックシャツに身を包んだシャープな装いの14人が、歌にダンス、MCなどのステージを繰り広げるのです。
曲は、男っぽいダンサブルなものから、せつな系バラード、そしてK-POPらしい男子のキュートさをアピールするナンバーもあって、どれも高い歌唱力で聴かせてくれます。そしてほとんどの曲は、生歌披露の前にPVがスクリーンで上映されるので、韓国語の歌詞であってもどんな内容なのか理解できるのです。ダンスも長い時間レッスンを重ねてきたというだけあってメンバーの息もぴったり。初々しい雰囲気はありますが、キレもあって、これからの進化が楽しみです。
ライブ中にはメンバー全員が日本語を披露する時間帯も。「今日は汗ばむ陽気ですので、水分をたくさん取って下さいね」などという上級日本語を披露するメンバーあり、早口言葉に挑戦するメンバーあり、中にはカンペを見ているのをツッこまれ、「えへへ~」と可愛く乗り切るメンバーもいました。ステージの最後には、「僕たちは、明日も明後日もこの劇場にいます!」「みんなに楽しんでもらえるように、もっともっとがんばります!!」と健気に挨拶。そんな風に言われちゃうとまた来ちゃう……と、オンナ心鷲掴みのMCをもって、ステージは終了したのでした。
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