相沢あいの恋愛コラム/相沢あいの恋愛情報

「男と女は、五分と五分」の恋愛は可能?

あなたの恋愛バランスは男女「五分五分」でしょうか? 映画『軽蔑』の破滅的な純愛から学ぶ、対等な男女関係に近づくための方法です。

相沢 あい

執筆者:相沢 あい

恋愛ガイド

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あなたの恋愛バランスは?

あなたの恋愛は、どんな結末が多いですか? のめり込んで相手を押しつぶしてしまったり、のめり込めなくて「愛されてない」と相手を悲嘆させたりはしていないでしょうか。

これは、恋愛のパワーバランスが男女で五分五分じゃないゆえに起きてしまう結果。同じくらいの愛情で愛し合うのが理想ですが、それは可能なのでしょうか。

また、「五分と五分」に近づくためには、どうすれば良いのでしょうか。

映画『軽蔑』における「男と女は、五分と五分」

鈴木杏

鈴木杏演じる、歌舞伎町No.1ポールダンサーの真知子。

歌舞伎町のNo.1ポールダンサーの真知子(鈴木杏)と、地方の資産家の息子で遊び人のカズ(高良健吾)の破滅的な純愛を描いた映画、『軽蔑』。劇中で何度も出てくる「男と女は、五分と五分」という台詞は、捉え方に男女の性差を感じさせる印象的なフレーズです。

真知子が駆け落ちのときに携帯を置いてきてしまったなら、カズはためらいもなく自分の携帯を車窓から投げ捨てます。対等であろうとする男の行動のひとつです。

しかし二人が向かったのはカズの故郷で、トップレスダンサーだった真知子には風当たりが厳しい、五分と五分とは呼べない場所。昔の仲間と飲み歩いて真知子を一人にするカズ。二人の平穏な日々は長くは続きません。

そんな五分五分ではいられない場でも真知子は「男と女は、五分と五分」と、自分に言い聞かせるように、カズを愛します。カズも真知子も劇中で他の異性に体や唇を許しているのに、二人は「五分と五分」で愛し合っていると確信しており、不器用ながら曇りがありません。

『軽蔑』では、男女が互いに「五分と五分」で愛し合えば、端から見て五分と五分ではなくても成り立ち、純愛になるというメッセージが込められているように思います。
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