たまたまなのか、トレンドなのか、最近のマンションセミナーには、母娘の参加が増えています。父と娘でご参加くださるケースもあるのですが、やはり母と娘の組み合わせが多い印象です。女性どうしのほうが意見交換しやすいのかもしれません。娘のことが気になるのは父親も同じですし、実は母親以上かもしれません。娘の皆様、父親の気持ちも十分に察してくださいね。

母親から受ける質問の中でもっとも多いのは、贈与税についてです。娘のマンション購入に際し、資金援助したい、との思いからの質問ですが、おりしも親や祖父母からの住宅取得資金の贈与については、贈与税の特例があり、使わない手はありません。みていきましょう。

資金援助したい親。受けたい娘。方法は3つ!

hana

親子間の贈与も贈与税の対象に

親からの資金援助の方法は以下の3つです。

1. 贈与
2. 借入
3. 共有名義

■贈与
親から資金援助を贈与として現金でもらえるとてっとり早く娘としてはもっとも嬉しい方法です。贈与資金をマンション購入の頭金に充当できれば、それだけ住宅ローンの借り入れが減り、毎月返済額も返済総額も減少。日々の生活にも将来の資産形成にも余裕ができ、良いことずくめです。贈与の際の注意点は贈与税。これに尽きます。贈与税については、冒頭にお話ししたとおり、子や孫へ住宅取得資金等の贈与については特例があります。後ほどご紹介いたします。

■借入
2つ目の借入についてはどうでしょう。親からであっても資金を借りれば返済しなければなりません。しかも、利息を付けて返済することが原則です。あるとき払いの催促なしだと贈与とみなされ、贈与税が課されてしまいます。親等からの借入であっても返済計画をしっかり作り、借用証書を取り交わし、定期的に返済していきます。

■共有名義
3つ目は「共有名義」。これが、もっとも馴染みが薄いかもしれません。たとえば、4000万円のマンションを購入した際、1000万円を親が資金提供し、残りの3000万円をあなたが住宅ローンで借り入れたとしましょう。住むのはあなた一人。ですが、そのマンションの持ち主(名義)は、4分の1が親、4分の3があなたとなり、マンションを親とあなたと共同で所有することとなるのです。共有名義は、親から資金をもらったわけでも借りたわけでもないので、贈与税や資金の返済義務は生じません。

いくらのお金を援助しようかしら、援助してもらおうかしら、と金額を考えるだけでなく、その方法もよく吟味し、関係者全員が納得できる最適な方法を選択してください。