カラーコーディネート/カラーコーディネート関連情報

これからの日本を占う、3.11後のカラートレンド(2ページ目)

2011年6月に開催されるインターカラー会議では、2013年のカラートレンド情報が発表されます。インター会議に先立ち、2013年に向けた、3.11後のカラートレンドの考え方について、日本流行色協会(JAFCA)の大野礼子さんに、お話をお伺いしました。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド


重要なキーワード~希望、未来、健康、自然

希望をイメージさせるイエローも、重要なカラーのひとつです。

希望をイメージさせるイエローも、重要なカラーのひとつです。

ガイド松本:
2011年春夏シーズンに引き続き、秋冬シーズンも比較的ポジティブなカラーの提案が多いようです。来シーズン以降、カラートレンドはどのように推移していくとお考えでしょうか?

大野さん:
ここ数シーズン、社会状況が低迷しているということから、「希望、明るい未来、健康、自然」といったキーワードで表現されるようなカラー提案が多くなっていました。具体的には、白やイエロー、またピンクといった色が注目されていました。
今回、大惨事が起こり、さらに希望を見失うようなムードが日本全体を覆っていますが、カラー提案ががらっと変わるというよりも、さらにこれまでのカラー提案が重要になってくるのではと感じております。

ガイド松本:
東日本大震災の受け止め方は、日本と諸外国では、ずいぶん異なるのではないかと思われます。壊滅的な被害を受けたとはいえ、特に西欧諸国にとって日本は、依然として大きな市場であることは疑いがありません。カラートレンドを提案する人々は、震災を経た日本をどのようにご覧になっているのでしょうか?

引き続き、2013年に向けたカラー提案について、お話をお伺いしました。
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