緊急時にハッシュタグが必要な理由
そもそもハッシュタグとはある特定のテーマに関してのツイートを一覧で検索、確認できる様にツイートに付加するもので、イベントやテレビ番組などリアルタイムにその場所、番組に参加している人同志での会話に使ったり、子育て、地域名などある事柄に関して日常的に使うものなど、その使われ方は様々です。SAVE JAPANでは東北各県のハッシュタグをまとめて紹介しています。
今回の震災においてもこのハッシュタグはとても重要な役割を果たしています。例えば震災が起こった地域に関する情報を発信する#save_○○(○○はfukushima、miyagiなどの地域名)。行方不明になった方などの安否情報を確認するための#anpiなどが代表的な使われ方です。
使い方は、半角英数文字で「#○○」とし、ツイートの文頭もしくは文末に入れます。文頭に入れた場合はその後に半角スペースを入れます。文末の場合は前に半角スペースを入れてください。また、頭文字が数字だと、ハッシュタグがリンク状態にならないので注意してください。
なぜハッシュタグが重要かというと、ハッシュタグを使わずにそれぞれ勝手に色々な情報を発信すると本当にその情報を必要としている人に届かない場合があるからです。
例えば被災地で救援物資の情報を探しているが、救援物資で検索しても、どの地域のものなのかわからなかったり、そもそも救援物資というキーワードを使ってツイートされていない場合もあります。
そういった際に例えば福島の救援物資の情報に#save_fukushimaなどのハッシュタグを付けることで、それを求めている人が簡単に情報を見つけやすくなります。
ハッシュタグを使う際の注意点
ではハッシュタグを使ったツイートをする際の注意点です。まず重要なのはそのツイートを求めている人はどんな人なのかを想定した上で適切なハッシュタグを使うということです。ハッシュタグ検索で今、どういったハッシュタグが利用されているかをしっかり確認しましょう。
上述した様に救援物資の情報なのに#anpiというハッシュタグを使ったりしても意味はありません。SAVE JAPANやhashtagsjpなどで、どういったハッシュタグが利用されているのかをしっかりと確認した上でツイートをしましょう。
また無造作にハッシュタグを作らないということも重要です。ハッシュタグが多過ぎると結局はハッシュタグがない状態と変わらなくなってしまい、やはり必要な方へ必要な情報が流れなくなってしまいます。
さらにハッシュタグのついたツイートを無闇にRTしないということも大切です。重要な情報をより多くの方へ伝えたいというのはわかりますが、多くの方がRTしてしまうことで、そのハッシュタグで検索した際に同じツイートがずらっと並び、必要な情報を探すのに時間がかかってしまう場合があります。
RTしたいと思った時はまずそのツイートがどの程度、RTされているかを確認し、既に多くの方がRTしている情報であれば自分は自重するということも重要です。
次のページでは、つぶやいている人が、あなたにとって信頼できる人かどうかの見極め方です。