Twitter(ツイッター)の使い方/ツイートする方法

Twitterで情報を拡散する際の注意点

3月におきた東日本大震災において、電話やメールに比べTwitterなどのSNSが情報共有などに大きな力を発揮したとして話題になりました。しかし情報の広げやすさからデマなどの誤った情報も多く見受けられました。ここではデマなどに惑わされないための方法をご紹介致します。

水上 浩一

執筆者:水上 浩一

インターネットサービスガイド

緊急時、Twitterで情報拡散するときの注意点とは


RTやハッシュタグを有効的に活用して情報を共有しましょう。

RTやハッシュタグを有効的に活用して情報を共有しましょう。


Twitterを使って震災、原発、復旧などの情報を収集する方は多いと思いますが、それと同時に重要だと思われる情報を自分のフォロワーなどより多くの方へ広めていく方法としてRT(リツイート)や#(ハッシュタグ)があります。

しかしこれらの機能は使い方によっては間違った情報を広めてしまったり、伝えたい人に伝わらないという危険性も秘めています。ここでは上手なRT、ハッシュタグの使い方やデマなどに惑わされないためには何をすれば良いかについてご紹介していきます。


緊急時に非公式RTを使ってはいけない理由

まず自分のタイムラインを見ていて、これは多くの方に知らせたいと思った際にTwitterではRTという方法を使います。RTには一般的に公式RTと非公式RTというものがあります(それぞれの違い、使い方については「RT、返信など、フォローしたユーザーと会話をしよう」を参照してください)。

公式、非公式どちらであっても自分のフォロワーにそのツイートを広めることはできますが、ここで重要なのは、今回の様な緊急時や人の命にかかわるようなツイート、原発、放射能に関するニュースなど社会的に重要なツイートに関しては必ず公式RTを使用するという点です。

公式RTの場合は、最初のツイート主が間違いだと気づいたり、既に解決してしまったという場合にそのツイートを削除するとRTも全て消えますが、非公式RTの場合は最初のツイートが削除されても消えることなく、RTだけは永遠に広がり続けます。

また非公式RTは元々のツイートに自分のコメントを付加したり、改変することもできるため、何人もが非公式RTを重ねていくと140文字に収まらなくなり、最初の重要なツイートがどこかで改変、省略されてしまっていて、それを自分も非公式RTしてしまうことで、最初のツイート主の意志とは関係なく間違った情報が拡散してしまう危険性があります。

さらにひどい時には最初のツイート主のアカウントさえ省略されてしまっている場合もあり、こうなってしまうとその情報の真贋を確かめることさえ困難になってしまうこともあるため、基本的に非公式RTで回ってきた情報は公式、非公式どちらの方法でもRTはされないことをおすすめします。

普段、友達同士で趣味や興味あることを会話する上で非公式RTを使う分には問題ありませんが、多くの人にとって重要な情報を広めるといった場合には、一次情報を確認の上、公式RTを使用する様、心がけてください。

次のページでは、RTされた情報の真偽の見極め方について、ご紹介します。

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