資産形成について考えてみたい5つ
11・30歳時点でいくら貯められたか/今後はどうするか12・借金はいくらあるか/どう返すか/これ以上借りない方法は
13・銀行口座・クレジットカードをむやみに作ってないか
14・証券口座は持っているか/運用をどう考えていくか
15・自分が今後貯めるべきお金はどれくらいなのか
最後の5つは資産形成に関する問いかけを5つほどあげてみました。
30歳時点でどれくらい貯められたでしょうか。ほとんどゼロでもかまいません。しかし、40歳で貯金ゼロでは困ります。お金については30歳くらいから自分の「貯める」というスタイルを確立していく必要があります。
すでに貯められている人も、ただ預貯金だけでなく資産運用について考えてみてください。いつかは株や投資信託とつきあわざるを得なくなります(会社が401kを入れた日には自分の退職金を運用で殖やさざるを得なくなります)。経験を積むなら早いほうがいいのです。
また、借金があるという人は、その返済をきちんと考えてみましょう。これ以上借りない方法を考え、早く返す方法を考えます。なお、クレジットや消費者金融でなくても、○○ローンはすべて「お金を借りている」ことをお忘れなく。住宅ローンも返せなければ、家を追い出されるのです。ボーナスが減ったら一気に返せなくなった、のようなことがないようにしましょう。
まとめ:30歳をいい気持ちで迎えよう!
30歳を迎えるまでに考えて欲しい、マネーのポイントを15点ほどあげてみました。若い頃の男女関係の失敗や、友人関係のトラブル、学生時代の思い出など、30歳を前に懐かしく思い返すことはたくさんあると思います。
一通り、過去を振り返ったら、今度は少し、将来についても考えてみましょう。何でもない日に、将来のことを考えることは難しいものですが、こうした区切りの日であれば、ライフプラン、マネープランについても気持ちが動くことがあるはずです。
15の項目について、自分なりの答えを考えてみてください。彼女(彼氏)や配偶者と話し合ってもいいですし、自分の中にしまっておいてもかまいません。正解はありません。全部に無理に答えを出さなくてもけっこうです。しかし、一度は自分に問いかけてみてほしいと思います。
30歳から40歳までの10年間は、ムダに過ごすには惜しい期間です。皆さんの周囲でも、この10年間は猛烈な変化が起きていきます。
10年後、「自分は30のとき考えた、10年後の自分のイメージに近づけたかな」と考え直すとき、15のヒントが何かの役にたてば幸いです。