眠くて眠くてしかたがない夢
(倉俣史朗のイメージと言葉より)
ベッド「Laputa」(中央)、「アクリルサイドテーブル#1」(手前左)、「アクリルサイドテーブル#1」(手前右)、「アクリル・スツール」(右奥)、花瓶「Ephemera」(左奥) D:倉俣史朗(1989,90,91年) (● 画像をクリックすると拡大します)©NAO ISHIKAWA
夢の中の「現実」であろうか、現実の中に「夢」をみていたのであろうか……倉俣さんの家具には常に「心象風景」が見えてくる。
エキスパンドメタルのみで形作った「ソファ:How High the Moon」。骨格を抜き去り、表皮だけで構成している。メタルとメタルの交差から生まれるモアレ(視覚的な模様)が繊細でとても美しい。屋外ではチタン製の二人用ソファを展示。
最後のステージでは、倉俣さんデザインのカラフルなドアを展示。
色彩面だけで構成されたドアは、ディテールが美しい。無駄なものをいっさい省き、華やかな緊張感がある。