様々な地方色に彩られたドイツ
ドイツ全図
このようにドイツは一括りにしては語れない国なので、訪れる場所によって印象がまったく違ったものになってきます。ここではドイツを東西南北の4つの地域に分けて、それぞれの特色やみどころ、そして旅の大きな楽しみのひとつである名物料理や飲み物についてまとめました。ぜひ異なる州や街をめぐっていろんなドイツの顔を発見してください。
南部ドイツ(ミュンヘン/黒い森/ロマンティック街道ほか)
南ドイツ観光のハイライトといえばノイシュヴァンシュタイン城。周囲の自然も見どころ
そのほかドイツ南部には、フュッセン~リンダウ間に広がるアルゴイ地方や、スイスとオーストリアに国境がまたがるボーデン湖、アルペンの山々といった風光明媚なリゾート地が数多くあります。
ミュンヘン
ドイツ第3の都市ミュンヘンは、南部ドイツの中心地。日本からの直行便もあるので、南部を中心に観光する場合はミュンヘンからドイツの旅をスタートさせるのがよいでしょう。おいしいビールにソーセージ、質の高いオペラ、ショッピング……ミュンヘンにはすべてが揃っています。「世界一のデザインミュージアム」と呼ばれるピナコテーク・デア・モデルネが2002年に誕生して以来、個性的なカフェやショップが続々と登場。新しいカルチャーの発信地としても注目を浴びています。ロマンティック街道
パステルカラーの古い建物が並ぶフュッセンの旧市街
古城街道
古城街道沿いのバート・ヴィンプフェンは中世の町
黒い森とその周辺
北は温泉保養地バーデン・バーデンから南はスイス国境までのおよそ120km、西は環境都市として知られるフライブルクから東はドナウ川の源、ドナウエッシンゲン付近までの東西60kmにわたる黒い森(シュヴァルツヴァルト)は、森林浴発祥の地として知られる人気のリゾート地です。この地方ではゆっくりと滞在して身も心も癒される旅がおすすめ。フランスとの国境にも近いので、多彩な食の楽しみもあります。■南部で食べる&飲む
- ヴァイツェンビア(小麦入り白ビール)、白ソーセージ、シュヴァインスハクセ(骨付き豚肉ロースト)などのバイエルン名物
- バンベルクのラオホビア(燻製ビール)
- マウルタッシェン(ラビオリ)、シュペッツレ(パスタの1種)などのシュヴァーベン料理
- ボーデン湖の魚料理、メアスブルガーワイン