ラスベガスから好アクセス! ザイオン国立公園
ザイオン国立公園はラスベガスの北2時間半ぐらいのところにあるラスベガスから最も近い国立公園です。砂漠ばかりのグランドサークル内にありながら、唯一切り立った岩と緑の木々が多い国立公園で、ガイドはいつもザイオンのことを“グランドサークルのオアシス”と表現しています。場所&アクセス
ラスベガスからアクセスが良いので、たくさんの旅行会社が、ザイオンだけの1日ツアーやブライスキャニオン国立公園とセットの1泊2日ツアーを催行しています。もちろん、レンタカーでも簡単にアクセスができるので、車で行く人も多いです。短期滞在で概要を見る
ザイオン滞在が数時間から1日程度なら、園内を走る無料のシャトルバスに乗ってザイオンキャニオンシーニックドライブ周辺を観光しましょう。ただし、シャトルバスの運行は、4~10月のみですのでご注意を。シャトルバスの中では、ドライバーがビューポイントの解説や、野生の動物についてレクチャーしてくれます。このルートにはバス停が9つあり、それぞれ見どころやトレッキングルートにつながっています。おすすめのポイントは、終点であるテンプルオブシナワバ近く。そこからトレッキングルートを5分ほど進むと、巨大な1枚岩の下に小川のせせらぎというザイオンらしい風景が広がっています。
また、シーニックドライブ(景色のいいドライブルート)の中間あたりにあるザイオン・ロッジ周辺から出るトレッキングルート沿いには、ロウアー、ミドル、アッパーと3つのエメラルドプールと名付けられた池もあります。ロウアーまでなら、簡単に行くことができるので、時間がある場合はぜひ歩いてみて!
長期滞在でトレッキングを堪能する
このザイオン国立公園内には、数多くのトレイルがあり、「トレイルを歩くこと=ザイオンを堪能すること」と言っても過言ではありません。本格的なトレッキングをする人たちは口をそろえて、「ザイオンは1週間いても飽きない」なんて言うほど。ザイオンの中で一番有名な場所が、「ナローズ」と呼ばれる川の中を歩くトレイルです。シーニックドライブの終点テンプルオブシナワバからは、リバーサイドウォークという舗装されたトレイルを約1.6km歩き、そこから川の中を進んで行きます。この川がナローズの始まりです。
ナローズ(Narrow)とは英語で「狭い」を意味する単語。ここから進むと、どんどん川の両側から壁が迫って来ていて、川幅が狭いことからこの名前が付けられました。ナローズを歩く時に、気をつけなければいけないのが服装と水の量。服装は、もちろんTシャツや短パンなどの濡れてもいい格好で、そしてウィンドブレーカーなどの防寒具を用意。靴は、川の中を歩いても滑らないトレッキングシューズで。
雨が降ると、すぐに水嵩が増すので、雨の後に入るのはNG。もし途中で雨が降り出したらすぐに引き返さなければいけません。あと、カメラなどの防水対策も忘れずに。
シーニックドライブ以外のエリア
園内を、東のブライスキャニオンやレイクパウエルの方に抜けるハイウェイ9沿いには、地層がウェーブ状に歪んでいる岩や、碁盤の目のように亀裂が入っている岩などがあり、ダイナミック。また、北西の部分のコロブセクションと呼ばれるエリアには、世界で2番目に大きな自然にできたアーチ、コロブアーチがあります。アーチとは、岩に窓のように開いた向こうが見える大きな穴のこと。このグランドサークルエリアではアーチーズ国立公園にたくさんあります。
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■Zion National Park(ザイオン国立公園)
料金:車1台25ドル、それ以外1人12ドル
時間:24時間オープン