軽量タイプとは思えない走行性能
子供(体重11kg)を乗せて押してみると、非常になめらかな走行感でびっくり。数年前までの「軽量バギー」の押し心地を覆されたばかりか、カルネオ セキュアよりも価格の高い軽量両面タイプを上回っているようにも思えます。実際、滑らかなアスファルト上ではほとんど音を感じないくらいタイヤの静音性も高く、おそらくホイールのベアリング性能が高いのではとも推測されます。
また、ファインアール カルネオシリーズは、軽量モデルながら前後輪にサスペンションを有しています。このサスペンションの効果で、ハンドルを握る手にも不快な微振動が伝わりにくくなっています。押し手でも感じられるくらいですから、座っている子供への振動もかなり軽減されているのではないでしょうか。
大型ホイールで段差もラクラク
写真は線路の約半分の幅の溝だが、踏破性は十分感じられる
「ファインアール カルネオ アッパー」より採用された直径14cmの大型ホイールも、走行性能には大きく貢献しています。とくに効果を実感したのは、段差や溝を越えるとき。踏切などでベビーカーのタイヤが挟まってヒヤリとした経験は、多くの方がお持ちかと思います。しかしホイールが直径14cmあることで、線路の溝はもちろん、歩道の段差も楽に超えることが実感できました。さらに103cmものハンドル高の効果で、背筋を伸ばして歩くことが出来るのも高ポイント。近年の「ハイポジションハンドル」という流行を、軽量タイプでもきっちり抑えているところはさすがです。
改札も余裕で通過できる車幅
写真は駅改札よりやや広めの約60cmの隙間だが、50cm未満の改札もすんなり通れる
電車利用をするために軽量ベビーカーを選ぶ人も多いのですが、空いている時間帯には畳まずに利用したいというケースもあるでしょう。カルネオ セキュアの幅は46cm。この幅であれば、広めの改札はもちろん、一部私鉄では通常の改札も難なく通過できます。大型ホイールを採用しているとは言え、奥行きは平均的で(ホイールベースは約45cm)小回りも十分に利くので、スーパーマーケットでのお買い物などでもスムーズに取り回せるでしょう。
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