いざ引越
先ほどお店造りは既に4度目という話をしましたが、よく考えてみると今回のミッションは移転もしくは引越なので、初体験なんです。単純に新店舗を造るノウハウはある程度持っているつもりですが、移転引越なので、「何を持っていって何を捨てるか」「どれだけお店の休業日をつくらずに再オープンできるか」「現店舗の雰囲気をどれだけ再現できるか」このあたりが今回のカギになりそうです。
そこで、こんな段取りで引越を計画してみました。
新店舗の工事着工(厨房、カウンター、フローリング)
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その1週間後、下北沢店閉店
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次の日、厨房機器の移動
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次の日、書籍、レコード、備品類段ボール詰め
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次の日、書棚、電気機器(エアコン等)の移動
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次の日、段ボール、イス、テーブルの移動。
で、実際、タイヘンでした、引越……。旧店舗の営業と平行して新店舗をスタッフの力で出来る限り造ったので、体力的にかなりしんどかったです。
旧店舗営業中に暇を見つけては自転車で走り、まずフローリングを敷き込み、さらに壁を白く塗っていきました。壁を塗るのってコツがあって、慣れるまで結構難しいんです。しかも乾いてから2度3度塗りをするので、かなり時間もとられます。
作業中は雨合羽をかぶって、細心の注意を払ったつもりだったのです。が、ジーンズとシャツの袖口は塗料まみれになってしまいました(これは今現在も取れていません)。
下北沢店から持ち寄った黒板&観葉植物でファサード完成。
とはいえ、僕らスタッフも少しは手伝うつもりでしたので、1時間くらいでパッパと終わるかなと楽観視していました。しかし実際は、プロのスタッフ2名と僕ら3名の計5人で朝9時から午後2時くらいまでかかってしまい、修業のような作業でした。
いつまでも続く書籍の数々、そして詰めて、さらに本やレコードを詰めた段ボールって予想以上に重いんです。そしてその数も相当なものでした。当初用意していた段ボールだけでは足りずに、近くの営業所から足りない分を持ってきてもらうほどで、もし僕らが手伝わなければ一体どれだけ時間がかかったのか想像するとゾッとします。
▼オープン、そして後日談。