マレー半島東海岸、マレー半島内陸部
ダイビングやシュノーケリング派におすすめなのは、マレー半島東海岸の島々。透明の海には、カラフルなサンゴや多種の熱帯魚が無数に生息しています。ただ、モンスーンの影響で4~9月ごろの乾季のみの営業となるので、旅行時期には注意が必要です。
マレー半島の内陸部には、マレーシア国土の70%を占めるジャングルに直接触れることできる、タマンネガラ国立公園があります。アクセスに時間がかかりますが、スケジュールに余裕があれば、ぜひ挑戦してみたいスポットです。
レダン島
透明な海とカラフルな熱帯魚が迎えてくれるレダン島
ホテルのプライベートビーチにも熱帯魚が数多くいます
地元の人が「アジアでいちばん綺麗な海」と自信をもってすすめるレダン島。周辺の海域は海洋公園として管理されており、基本的にリゾート付近のビーチ以外は立ち入り禁止。そのためカラフルなサンゴ礁、熱帯魚が驚くほどいっぱい生息していて、海に入らずとも桟橋の上から魚が見えます。雨季の間は島全体がクローズするため、4~9月ごろのおよそ半年間だけ姿を見せる楽園。クアラルンプールのスバン空港よりベルジャヤ航空で約1時間。シーズン中は混雑しているので、早めの予約が必須です。
ラン・トゥンガ島
ダイバーたぢの間に人気を集めているラン・トゥンガ島
大自然に包まれた小さな島。旅行者が少なく、それゆえに手つかずの自然が残っています。周辺の海の透明度はすばらしく、シュノーケリングだけで百種近い魚を見つけることができます。ホテルの数は少なく、ホテル以外にお店はほとんど無し。宿泊する部屋に電話もテレビもないことも多く、文明から切り離された贅沢な時間が流れています。
タマンネガラ
国立自然公園タマンネガラ内にある宿泊施設。お湯付きシャワーがあり快適
国立自然公園に指定されているタマンネガラ。貴重なジャングル体験ができる場所です。タマンネガラ内のホテルに宿泊すると、朝を知らせるモーニングコールは野鳥の鳴き声。ドアを開けて外に出ると、野生の豚がモグモグと口を動かし、野草を食べています。おすすめは、ガイド付きのナイト・ジャングルウォーク。昼間はひっそりとしているジャングルですが、夜になると様々な虫が生き生きと動いていて、珍しい昆虫も発見できます。
また、タマンネガラへのアクセスもひとつの冒険。クアラルンプールから船着き場までバスで約5時間。そこから手こぎの小舟で川を上ること2時間30分。それも、行けども、行けども、川辺は同じようなジャングルの景色。まるでタイムスリップをしているような、森のなかで夢を見ているような、そんな気分が味わえます。