マレーシア/マレーシア基本情報

マレーシアのエリアガイド(4ページ目)

ジャングル探検、贅沢なビーチリゾート、高級ブランドショッピングまで。驚くほど多彩なマレーシアの魅力をたっぷりお伝えします。

古川 音

執筆者:古川 音

マレーシアガイド

マレー半島南部

東洋と西洋の文化が交差したマラッカ。ここでは、マラッカ王朝のきらびやかな時代にルーツをもつプラナカン文化や、アジアの侵略のためのヨーロッパ諸国の拠点になった歴史に触れることができます。コーズウェイとよばれる陸橋でシンガポールと結ばれているジョホール・バル。人々の活気にあふれた大都市です。ユーラシア大陸の最南端地点、タンジュン・ピアイは、生い茂るマングローブ林を抜けた場所にあります。

マラッカ

マラッカ川

マラッカ川を挟んで、オランダ時代の建築と昔ながらの店が立ち並んでいる

マラッカ、オランダ建築

マラッカのシンボル、オランダ広場の博物館

世界遺産、マラッカ。古都マラッカの魅力は、プラナカンとよばれる文化にあります。プラナカンとは、大陸からの中国人と地元のマレー人との間に生まれた子孫の総称。彼らはマレー語を話しながら、伝統の儀式は中国スタイルで行うなど独自の文化を築いていて、そのゴージャスで美しい文化は世界から注目を集めています。

たとえば、ひとつひとつ手作業で仕上げるビーズサンダル、繊細の刺繍をほどこした衣装、パステルカラーの食器など、可愛いもの好きの女性にはたまりません。これらの商品、値段はそれなりにしますが、日本でも立派に使える優れもの。プラナカン富豪の邸宅を改築したホテルに泊まり、豪華絢爛のアンティークに彩られたレストランでハーブを効かせた料理を堪能しましょう。ちなみに、クアラルンプールからバスで約2時間の距離なので、日帰りも可能です。

ジョホール・バル

タンジュン・ピアイ

ジョホール・バルにあるユーラシア大陸の最南端地点

マレー半島の南端に位置し、シンガポールとマレーシアをつなぐ町。クアラルンプールから、バスで約4時間の場所です。ジョホール・バルといえば、中心街からクシーで約2時間の距離にあるユーラシア大陸の最南端地点タンジュン・ピアイが有名ですが、たどりつくと、マングローブ林の奥に巨大な地球儀がぽつんと飾られているだけの、なんともシンプルな演出。往復のタクシー代に約5,000円ほど払う価値があるかは……微妙なところです。食事は、ペーパーチキンとバクテーが有名。丸ごと1匹の鶏をキッチンペーパーに包んだ料理は、1匹で300円という安さ。豚肉の漢方煮込み料理バクテーは、白胡椒が効いたパンチのあるスープで、1杯140円です。
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