MBA・ビジネススクール/MBAの基本知識

通信制ビジネススクールでMBA獲得のチャンス(3ページ目)

MBAを取得するためには、休職や退職をし全日制ビジネススクールに通学するか、上司に無理をいって定時退社し夜間ビジネススクールに通う必要があると思っていませんか? 今回は、忙しいあなたがMBAを取得できるもう1つの道をお伝えします。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド


予習・復習は通学並みにある

時間確保

通信制MBAでは自らを律し時間の確保をする必要性

通学する必要がなくても、勉強の負荷が低いわけではありません。毎日2~3時間程度勉強をし、週末に5時間程度の勉強をしないと標準の2年間程度で卒業することはできません。また、いつまでも在籍していいというわけではなく、最大履修期間もあるので(一般的には5~6年)、MBAを取得しようと思えばかなりの私的な時間を費やす覚悟が必要です。

通信制MBAを目指すのは主に非常に忙しい方でしょうから、入ったはいいけれども、勉強も卒業できなかったということは出来れば避けたいものです。日に2~3時間、そして土日のどちらかはつぶすといった覚悟が必要です。実のところ、かなりの学生が入学はしたものの卒業ができていないと言われています。

どの程度卒業が大変なのかは、入学者に対する卒業生の数をみるといいかと思いますが、ほとんどの学校が公表をしていません。あくまでもガイドが卒業生から聞いた情報ではありますが、学校により差があり30%から80%程度のようです。忙しいあなたは、この点には注意してください。

実をとると割り切ることも必要

通信制ビジネススクールの内容は、充実度が増しており、授業の中身であれば全日性や夜間ビジネススクールに負けないものもあります。忙しいあなたが仕事を続けながらこうした知識をつけることには大きな意味があります。

ただ、一般論として下記には注意が必要でしょう。
  • グループ間でのディスカッションを十分にすることができず、グループメンバーから学ぶことが限定的
  • 人脈が広がらない
  • 一部の有名校を除き、通信制でとったMBAの価値を低く評価する企業がある。結果としてMBAをとって転職するというキャリアプランを描きにくい
ガイドは、1年前、ある勉強をするため通信制大学の講座をとり始めたのですが、3ヶ月目に挫折しました。理由は、学校に通わなくていいという気楽さがあだとなり、モチベーションを維持できなかったためです。

通信制の学位を目指すには、目的意識に裏打ちされた強いモチベーションが必要であろうと思います。高いモチベーションがあるというあなたは、通信制MBA取得をぜひチャレンジしてみて下さい。
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