費用の問題
決して安くない通信制MBA
一部の海外校は夏休みなどに学校での授業に参加することも義務付けられているところもあり、その場合は渡航費や滞在費を加える必要があります。こうした費用を加えても1,000万円まではかからないでしょう。例えば、スタンフォード大学MBAの2年間の滞在費を含めた費用と比べると半額程度です。
通信でも全日制と同様の履修や試験
まず、どの科目を履修するかを決定します。最初は必修科目が中心になり、一部選択科目をとることができます。一部の選択科目は、必修科目が終わっていないと選択することができません。後半になるとほとんどが選択科目となります。これは、全日制や夜間のビジネススクールと同様です。履修決定すると、その履修計画に沿い大学院から送られてくる印刷された教材を使って自主学習を行います。この際、同時に送られている学習指導書のポイントを理解するようにします。学習指導書が先生の役割をするのです。そして、学習指導書にある課題をレポートにまとめ、添削指導を受けます。
その後さらに勉強をし、各科目の試験を受けて、合格すれば単位取得になります。試験といっても学校に行く必要は基本的にはなく、論文などの家でできるものになります。
日本でMBAを取れる学校は2校ともITに力をいれているため、授業の動画を見て勉強して、学生のみが読み書きできるネット上の掲示板に与えられたテーマについて学生間でチャットをするシステムが完備されています。このチャットが授業の評価対象になっているので、気が抜けません。
海外有名ビジネススクールでは、2週間~8週間程度海外の学校(自校の場合と提携校の場合がある)に行き勉強をすることが課されているところがほとんど。参加するため会社の休暇をとって行けるかどうかなど、必ず確認してください。