「合わない」ことが逆に、「合う」こともある
結婚には向かないタイプの彼と恋愛中だけど、特に別れる理由が見つからないこともある。その時間を無駄と感じて、ネガティブになってしまう女性もいるかもしれない。ここで少し、視点を変えてみることにする。
彼が一緒にいたくなる女性、会話したくなる女性ってどんな人だろう?
前者の彼との恋愛は、安定していて安心もするし楽な関係を築けると思う。でも言い換えればある意味、「欲を持てない関係」になってしまう。後者の彼との恋愛は、きっと苦しい。「私って必要なのかな?」「彼と私は合わないかも」と感じることもあるだろう。
だけどそう思うことが、「もっと必要とされたい」という欲に繋がっていく。「彼に必要とされる女性になるためにはどうしたらいいんだろう?」とか「もっといい女になりたい」と、考えるきっかけにだってなる。ふたりの関係だけを短期的に見たら、前者の彼との恋愛がいいと誰もが感じる。前者の彼とは「合っている」から。
だけど、もっと長期的な視点で見ると、後者の彼との恋愛の方がお互いを高め合える恋愛かもしれない。必要とされない時間は寂しいけれど、その寂しい時間を上手に利用して仕事や趣味に没頭できたら、自分自身、磨かれていくだろうし「合わない」ことが結果的に「合っている」ともいえる。要は、考え方ひとつ。状況を生かすも殺すも自分次第なんだ。ただ、個人的には「欲を持てない恋愛」なんて、詰まらないと思うのだけど……。