1位:バード電子「Haori」(iPad2対応)+ トリニティ「GABAN」(販売終了)
写真はGABANを装着したiPadをHAORIに収納した状態。バード電子「HAORI」(3600円)+ Simplism「GABAN」(3480円)
保護機能がない「HAORI」に、「GABAN」で保護機能とストラップを追加する。単機能のケースを組み合わせる事で、新しい使い方が生まれる好例だ
「GABAN」はポリカーボネート製の背面カバー。本体にピッタリのサイズだからこそ「HAORI」と組み合わせられる。ストラップホールが大きいので汎用性が高い
iPadを、そのままショルダーバッグのように使う事が出来るのは、iPadの利用範囲を広げ、素早く利用出来る機動力も向上する
ガイド納富の「こだわりチェック」
良いiPadケースとは何か、を考えた時に、結局辿り着くのは、iPadのサイズ感を損なわない事、質感の良い素材の物、iPadの機動力(取り出してすぐに操作出来る、場所を取らないなど)を損なわない事、といったあたりでしょう。純正のケース以外を使う意味は、そのあたりにしか無いのです。あとは、機能は度外視して、好きなデザインやキャラを貼り付けるタイプの物もありますが、そのタイプは、ちょっとまたジャンルが別と言う感じがします。そして、そう考えると、今回選んだケースは、そういうiPad用ケースの典型的な例の中の、それぞれ良いと思われるものを挙げたと言えるでしょう。iPhoneの場合、既に、こういう形が一つの正解、といったデザインができ上がりつつあります。なので、典型的な好例と、普通の製品との差がどんどんなくなりつつあります。だから、今回のランキングでは、典型例ではなく、アイディアや技術に注目して選びました。しかし、iPadに関しては、もう2まで出ているというのに、実は正解例がありません。この形なら大丈夫という例がないので、結局、iPad的ではないけれど、こうい形なら無難だろう、といったケースが沢山作られています。だから、ランキングは、正解に向かっているであろうモノを選びました。一見、オーソドックスなモノを集めたように見えるのは、そのせいです。そして、どれもが、オーソドックスから、少し踏み出したモノです。その踏み出している部分が、「良い」ケースを作っているというのが、今回のガイド納富と戸津さんの考えです。
多分、iPadは、デジタル機器の中では限りなくアナログに近い位置にある製品です。ノートパソコンよりもノートに近い、ケータイよりも手帳に近い、そんな製品なのです。だからこそ、ケースに質感が欲しくなったりするのですが、もしかしたら、まだ市場は、そういうツールに対して、どう向き合っていいのか、分からないでいるのかも知れません。より薄くなったiPad2に対して、ケース市場は、どう出てくるのか、それも興味深いところですね。
【関連リンク】
・戸津裕貴氏が主宰するiPodStyleはこちら
・moshiのシンプルなiPadケース「concerti for iPad」の購入はこちら
・DAQの装着感が良いケース「Free Angle Jacket」の購入はこちら
・rethinkの本体にぴったりとジャストフィットするケース「Lim Frame for iPad」の購入はこちら
・システムワンの革をたっぷり使ったケース「Genuine iPad Cover」の購入はこちら
・バード電子の羽織るように装着出来るiPadカバー「HAORI」の購入はこちら
・「HAORI」の柄や色違いは、こちらでも購入できます
・Simplism「GABAN」の購入はこちらから
(既に発売終了のところ、今回のランキングに合わせて、オンラインショップだけでの限定販売です)
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