文具のカード化とスパイ手帳的愉しみ

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デザインフィルのブランド、ノックスブレインが発売した「カードサイズスタイル」は、ビジネスツールをカードサイズに揃えた携帯文具のシリーズだ

思い返せば、ずいぶん昔からカードという規格に馴染みがあると思います。子供の頃の仮面ライダーカードから、大人になっての名刺やクレジットカードまで、あのサイズはずっと私たちの生活の傍らにありました。ノックスブレインの「カードサイズスタイル」は、そんな、カードサイズという規格の普遍性に目を付けた携帯ビジネスグッズのシリーズ。単にカードサイズのグッズを色々出しました!ではなく、カードサイズをサイズの規格の一つと捉えたコンセプトが、何とも目からウロコです。

例えば、ガイド納富が、ロディアやモレスキンを使うのは、使いやすさや機能よりも、むしろ、常に、来年も再来年も同じ仕様のものが手に入るという安心感です。好きだった小説のシリーズは同じ判型で出続けて欲しいと思いますし、毎年使う手帳も大きさが途中で変わるのは抵抗があります。その点、カードサイズは、今後もそうそう大きさが変わる事はないような気がします。もし、ノックスブレインが、カードサイズスタイルをやめてしまったとしても、一度始まってしまった「カードサイズで様々なアイテムを揃えて、それをモジュール化して利用する」というコンセプトは、ずっと残るのではないでしょうか。

さて、今回ノックスブレインから発売されたアイテムは、メモ帳(横罫、方眼罫、ドット罫)、メッセージカード、鏡、ルーペ、テンプレート付定規、靴べら、カードホルダー(二つ折、三つ折)の10種類。これらを組み合わせて、必要な道具だけをカードホルダーや、普段愛用している名刺入れやカードケースに収納して持ち歩くわけです。

もう、この、アイテムを選んで収納したモノがポケットにはいるサイズに収まる、というだけでドキドキしてしまうのは、カードサイズという判型の持つ魅力でしょう。何だか、子供の頃にスパイ手帳や探偵七つ道具を自分なりに作った時のような盛り上がりがあるのです。実際のところ、かつてのシステム手帳ブームや、今のスマートフォンブームも、実は同じような盛り上がりなのではないかと思うのです。

実用性も考えられた各アイテムの魅力

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色はブラウンとグリーンの2色。「ルーペ(拡大鏡)」各483円

今回発売されたカードサイズスタイルのアイテムの中で、最も売れているのが、「ルーペ」だそうです。100円均一のモノほど安っぽくなく、ツァイスのモノほど高くなく、きちんとデザインされていて実用に十分という、バランスが良いのでしょう。また、そもそも、本などを読むのにカードサイズのルーペは扱いやすい。時代がデジタルになろうと、アナログのままだろうと、一枚持ってるだけで安心できるグッズと言えます。
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ステンレスを鏡面仕上げした割れない鏡。「鏡」1260円

身だしなみが大事なビジネスマンにとって、鏡は必須のアイテムです。しかも、ステンレスの鏡面仕上げによるものなので割れません。隅に空いている四角い穴にペンを通せば、鏡を机上に立てて使えるのは、気が効いたアイディアで実用的。この鏡を持ち歩くようになって、自分では一度も使っていないのに、やたらと貸してくれと言う人が多かったので、実用性はかなり高いのだなと、ガイド納富は他人事のように思ってしまいました。


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