アラフォー世代
アラフォー世代は、まだ小さい子の母親役が多くて主演の母親役までこなすことは少なく、これからの活躍を期待というところ。田中好子さん後継という視点からはアイドル出身の堀ちえみでしょうか。現実に四男一女の母という経験とイメージを活かして『ヤンキー君とメガネちゃん』(成宮寛貴)で好演しました。
現実に子どもが多いと仕事しにくいのですが、昨年離婚したので出番が増えそうです。
また『華麗なるスパイ』(杏)に現在放送中の『リバウンド』(相武紗季)と日本テレビ系ドラマで母親役が増えているのが伊藤かずえ。母親役イメージを広げやすい朝ドラヒロインの母を演じればさらに増えそうです。
その朝ドラで、近年もっとも母親役がはまったのは『ちりとてちん』(貫地谷しほり)の和久井映見。家をとびだした娘を匂いで見つけるというデカワンコもびっくりのSPECを発揮するなど強烈な印象と説得力がありました。その後も『あんみつ姫』(井上真央)『不毛地帯』(多部未華子)と母親役が増えてきてます。まだ40才と若いだけに今後、演じる年齢と実年齢が接近するごとにますます増えてきそうです。
名母親役の条件
名母親役女優の条件と以前からいわれているのは「実生活で子どもがいないこと」です。京塚昌子、森光子、山岡久乃、池内淳子……、そして田中好子さんもあてはまります。理由は実の子どもに向かうはずの愛情が劇中の子どもに注がれるからでしょうか。田中好子さんの場合は結婚翌年に発病しその後ずっと闘病していたことを考えると悲しいですね。
田中好子さんの冥福をお祈りします。