ぐっすり眠りたい夜に読むなら……
アロマ・お風呂そしてナイトキャップなどなど、人は快適な眠りを得るために昔から様々な工夫をしてきました。どれも、効果的な方法ですが、ぐっすりと眠りたい夜には、いつもの「お気に入りの絵本」もどうぞお忘れなく!
もし、おやすみ前の1冊が決まっていなければ、次の絵本をおすすめします。穏やかでくつろいだ時間を運んでくれる絵本です。
■『おやすみ、ぼく』
「おやすみ、ぼくの足さん、今日もうーんと走ったね」 そんな具合に、オランウータンの子どもが、自分の体のあちこちに呼びかけながら眠りについていく……自分の体に感謝し、自分の体をいとおしむ様子が愛らしく描かれます。心をこめて身体に触れるだけで、心が落ち着き、よい夢が見られることも実感させてくれる優しい絵本です。
【書籍DATA】
アンドリュー・ダッド:作 エマ・クエイ:絵
落合恵子:訳
価格:1575円
出版社:クレヨンハウス
推奨年齢:3歳くらいから
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■『かぜはどこへいくの』
小さな男の子には不思議なことがいっぱいあります。「風がやんだら、どこにいくの?」就寝前のひととき、母親が幼い子どもの質問に応えて、自然の限りない営みを教えますが、なによりも母と子の会話に温かさがあふれています。二人の間に流れる穏やかで、充実した、何ものにも変えがたい時間……そんな幸せなひと時のあとに、また希望に満ちた新しい一日がやってくる。この絵本を通じて、そんな大きくて小さい幸せに気づくことができそうです。
【書籍DATA】
シャーロット・ゾロトウ:文 ハワード・ノッツ:絵 松岡享子:訳
価格:1050円
出版社:偕成社
推奨年齢:5歳くらいから
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■『あすはきっと』
絵本を開けば、作品の隅々から「明日は、今日よりずっと良くなるよ」というメッセージが伝わってきます。今日がどんなにつまらない日でも、目をさまし「おはよう」と言えば、もう明日ですもの! なんと明るく希望に満ちた本なのでしょう。今日どんなに辛いことがあっても、明日になればきっとハッピー! 大人にも子どもにも、幸せな気持ちを届けてくれる作品です。
【書籍DATA】
ドリス・シュワーリン:作
カレン・ガンダーシーマー:絵 木島始:訳
価格:1260円
出版社:童話館出版
推奨年齢:4歳くらいから
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