株・株式投資

ナンピンをすると、儲けが増える?(2ページ目)

株価が下がったときの対処方法の1つが「ナンピン」だ。で、ナンピンって何?ということになるので、今回は「ナンピン」についてみていこう。ナンピンすると、儲けが増えるのか?

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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株数を増やす 

ナンピンをすることのもう1つ大きなメリットは持ち株数が増えることだ。プラスマイナスゼロのボーダーラインを越えてからの利益額を考えると、100株よりは200株、200株よりは300株持っていた方が大きくなる。

1000円で100株買って900円まで下がったときには、1万円の含み損を抱えている。しかも1000円に戻り、さらに株価が上がらないと含み益にはならない。仮に1100円になれば、1万円の含み益ということだ。

ナンピンによって平均取得単価を下げ、同時に持ち株数を増やす

ナンピンによって平均取得単価を下げ、同時に持ち株数を増やす。

では900円で100株ナンピンをして、取得単価を950円にし、持ち株を200株にしたらどうだろう。株価が1000円になれば、1株につき50円の含み益、200株であれば1万円だ。株価が1100円になれば、950円から150円上がったので、150円×200株=3万円の含み益となる。

ナンピンすると、取得単価を下げると共に株数を増やすので、ボーダーラインを越えてからの利益額も増えることになる。

ナンピンするには資金が必要 

ナンピンをするためには、資金が必要になる。株取引の場合には信用取引という便利な仕組みもあるが、基本的には投資経験が1年以上必要だし、投資の知識がないと信用取引口座は開設できない。それに、お金を借りるので返さなければならず、(ただし無期限の信用取引もある)さらに金利を支払うことになる。

ということは、できるだけ自分のお金でナンピンをするのが一番いいので、投資をするときには最初から全額を使うのはおススメしない。すぐに動かせるMRFなどを利用しておくのがいいだろう。
MRFについては、こちらの記事で。
投資の第0章とも言うべきMMF・MRF

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