「冷蔵庫」掃除は家族の健康に直結する
換気扇掃除よりも大事なのが、冷蔵庫掃除
冷蔵庫の中をスッキリさせておくことで、無駄な開閉回数も減り、それは節電にもつながることでしょう。
梅雨前冷蔵庫掃除のポイント
冷蔵庫の掃除に際し、庫内の温度が上がってしまうことは避けがたい問題です。でも周囲の気温が低ければ温度変化が少なく済み、ひいては食べ物が傷みにくいという道理です。つまり、「冷蔵庫掃除」に最適なシーズンはじつは「真冬」なのです。一方、梅雨前の気温下では、外気温並みに庫内の温度を上げてしまうと、元通り下げるまでに多くの時間を要します。つまり「電源を落とし、食材を全部取り出して、一気に」冷蔵庫掃除を行うのではなく「なるべく短時間ずつ、プロセスを小分けにして行う」ことが、梅雨前冷蔵庫掃除の大事なポイントです。
優先順位をしっかり定めることも大切。家庭ごと、個人ごとに、気になる箇所や汚れの酷いところはさまざまです。なるべくなら、掃除にとりかかるのが気重な箇所から、というかそこ「だけ」でもいいという意識で、さくっと手をつけてしまいましょう。まったくやらないよりも1箇所でもやるほうが、はるかにましなのが冷蔵庫掃除です。
梅雨前冷蔵庫掃除・手順1:まずは汚れやすい「野菜室」
野菜室に泥が落ちていると、泥に含まれるカビの胞子のために野菜室の野菜がカビやすく、腐りやすくなってしまいます
- 内部の野菜をチェックし、使い損ねているものを出して廃棄してしまう
- 使いかけの野菜を取り出しながら、「段や引き出し」ごとに少しずつ掃除する
- 野菜室には泥などがけっこう落ちている場合があるので、清潔な濡れ布巾などでよく拭き取り、消毒用エタノールを噴霧してからキッチンペーパーで拭き上げれば、掃除とカビ対策を兼ねられる
梅雨前冷蔵庫掃除・手順2:使用頻度が上がる「ドアポケット」
- ざっと一瞥して、最初に最近手を触れていない「謎の液体が入った瓶」などはここでピックアップしてしまう
- 水や麦茶などを冷やしよく使うところほど汚れは酷い。ドアポケットが部分ごとに取り外せる構造であれば、がばっと取り外して
- シンクでぬるま湯洗いしてしまうのが簡単
- ポケットの底には折りたたんだサラシ木綿などを敷きこんでおくと、醤油などが垂れたときにもダメージを受けにくい
- 口が下になるような構造のケチャップなども、ドアポケットにしまう際には、口を上にしておくほうが衛生的には無難
梅雨前冷蔵庫掃除・手順3:棚板は上から順に「1段ずつ」
- 掃除は一度に取り組まずに、数日に分けるくらいの大らかさでも
- 「漫然と入れられているもの」や、「忘れかけている食べ物、残り物」の類を、心を鬼にして取り出してしまうことが必要
- 1段ずつ乗せられているものを確認、移動させながら棚板を外し、ドアポケット同様に、シンクでぬるま湯洗いをし、よく乾かしてから元に戻す
- 一番下の段は取り外せないので、消毒用エタノールでしっかり拭く
- 壁面、上面、ドアのパッキンなどもそのように拭き上げる
梅雨前冷蔵庫掃除・手順4:冷凍室は、この時季掃除を見送ってもいい
- 案外ホコリのような汚れが溜まっているのが冷凍室だと認識して
- 掃除する場合には、ものを取り出したらすかさず消毒用エタノールをスプレーし清潔な濡れ布巾で拭き上げたらすぐに戻すこと
梅雨前冷蔵庫掃除・手順5:水受けはカビの温床になりやすく要チェック
- 冷蔵庫本体下部の水受けの汚れが酷い場合、古新聞などで擦り、どろどろした汚れをまず拭き取る
- 外した水受けは、シンクでぬるま湯洗いしてしまい、乾かしてから元に戻す
- ついでに冷蔵庫周辺の床も拭き掃除しておくこと
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