アメリカの両替事情
アメリカを旅する上で欠かせない、アメリカドル。アメリカはクレジットカード社会なので、ほとんどのところでカードが使えますが、少しは現金を持っていたほうが安心です。アジアなどでは、現地で両替をする方がレートが良い場合が多いですが、アメリカドルは日本で両替する方が、断然お得。できるだけ日本出発前に両替をしておきましょう。日本での両替情報はこちら>>>「外貨両替」
日本国内で両替をする
その地域の大きな郵便局に行けば、両替ができます。東京や大阪など大きな都市の場合は、大手銀行の両替所もあります。他に、国際空港にも両替ができる所がたくさんあります。
アメリカで両替するには
日本で両替ができなかった場合や足りなくなってしまったときには以下の場所で両替できます。■空港
国際空港には、到着ロビー内に外貨両替窓口(Currency)がありますが、レートはかなり悪いです。一般的に、両替するトータル金額の3~5%の手数料がかかります。
■銀行
バンクオブアメリカ、チェイスバンクなど、ほとんどの大手銀行で外貨両替をしています。小さな支店ですと取り扱っていないところも多いので、事前に確認を。トータル金額に数パーセントの手数料。それに加えて、5~10ドルの手数料を取られることもあります。また、口座を持っていない人には対応してくれない場合もあります。
■ホテル
外国人が多く泊まるホテルでは、ほとんどの場合、両替が可能です。ここでもレートは日本に比べるとよくありません。ただ、カジノでお金を使ってもらいたいラスベガスのホテルだけは、日本と同じぐらいのレートで両替できます。
現金しか使えないところ
ホテルのボーイさんやベッドメイキングの場合のチップは、必ずキャッシュで払いましょう。 1ドル札以上の紙幣で払うことが基本なので、同じ1ドルでも25セント4枚というのは失礼だとされています。また、バスに乗る場合も現金が必要です。アメリカで大切なのはクレジットカード
ホテルの予約もレンタカーの予約も、すべてクレジットカードが必要です。クレジットカードがないといろいろな場面で困ります。ですので、必ず旅行前にクレジットカードの準備を忘れずに。クレジットカードは、VISAかMasterがベスト。JCBは使えないところがかなり多く、アメリカン・エキスプレスも、使えなくて困ったという話をよく聞きます。
スーパーや小さな商店、ファーストフードなど、基本的にはどこでもクレジットカードが使えます。もちろん1ドルでもOK。カードが使えるお店は、ほとんどの場合、入り口のドアのところにVISAやMasterのシールが張られています。逆に使えないお店の場合は、入り口のドアまたはレジのところに「Cash Only(現金のみ)」と書かれています。
最近アメリカでは、日本のカードで買い物をしようとするとレジにドルと円の両方で金額が表示され、どちらで引き落とすかを選べるところもあります。
カードのレートはそんなに悪くなく、日本円を現金に両替するのとほとんど変わらない、当日の為替レートプラス3円程度で引き落とされています。
トラベラーズチェックの必要性
10年ぐらい前まではトラベラーズチェックは、紛失しても再発行ができるため安全で、レートも良くて便利と、多くの旅行者が利用していました。しかし、旅行者を相手にしているところのみしか使えず、使い勝手が悪いため最近では使う人が少なくなってきました。外貨両替を行っている銀行に行けば、今でも購入できるところが多いです。レートは当日のレートにプラス1円。それに発行手数料が1~2%かかります。
いくら両替すればいい?
3泊5日のアメリカ旅行の場合、500ドルぐらい準備をしておけば十分。あまり現金を使わないと言う人は300ドルぐらいでも大丈夫でしょう。1か所に現金を持っておくと、万が一の盗難や紛失時に困るので、いろんなところに分散して持っておくのが良いでしょう。とりあえず財布に100ドルぐらい入れておくと、ホテルに着くまで困ることはないはずです。タクシーやバスなどで小額紙幣を使う場面が多いので、20ドルと1ドルをメインに用意しておくとベターです。