建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

トコヤとフィギュアの下町凸凹住宅[トコヤノイエ](2ページ目)

東京の下町の中層ビルと低層住宅が混在する住宅密集地。その一画の「ウナギの寝床」の土地に、理髪店を併設した住宅が建ちました。路地に面し東西に隣家が迫る厳しい条件に、「起伏化」という手法で快適な住環境を手に入れることに成功した好例です。

執筆者:川畑 博哉

フィギュアが並ぶレトロなトコヤ


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1階
1. フィギュアが並ぶ理髪店の店内。廊下から先が生活空間になる。
2. 寝室から廊下越しに理髪店を見る。ここからリビングの窓越しに青空を眺めることもできる。
3. レトロな照明と今も現役の理髪用の椅子が、昔ながらの雰囲気を醸しだす店内。
4. 南向きに窓のある寝室。隣地との空きは2.4m。


正面の入口を開けると、そこに待っていたのは怪獣やアニメのキャラクター達。その奥にレトロな理髪店の椅子と洗髪台とドライヤー。ここには昭和のトコヤのイメージそのままの、れっきとした理髪店です。椅子の後ろ東側の壁は奥行きが16mもあり、可動式の棚がまっすぐに走る様は壮観です。理髪店と住居は一段上がった廊下で繋がっていて、奥は南に面した寝室です。その手前に、とても明るい部屋が控えています。ここは階段室でした。

◆建築データと建築家プロフィール


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