トコヤとフィギュアの下町凸凹住宅［トコヤノイエ］

東京の下町の商店街としてよく知られた谷中銀座に続く、よみせ通り。この通りの路地を入ったすぐの所に、地元で永く親しまれていたトコヤさんがありました。今から3年前に、ここに一家の住まいと奥様のお母様の仕事場である理髪店を併設した家を建てようとご主人が計画され、雑誌で見つけたikmoの柴田晃宏さんと比護結子さんに設計を依頼されました。

トコヤそれともオモチャ屋？

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1. 通りの路地を入ったところに理髪店の回転式サインが見える。 2. お店のロゴはご主人がデザインしたもの。 3. 理髪店の入口が住まいの玄関も兼ねている。

この家の正面は、黒い外壁に白い箱が取り付いたようなデザインになっています。ここに書かれた「BARBER CORONA」の店名と3色の帯が回転するサインから、ここが理髪店なのだと分かります。しかし白い壁の正方形のショーウインドーを覗くと、ペコちゃんやスヌーピーや怪獣などの人形がたくさん並んでいます。偶然通りかかった人なら誰しもこれを見て、バーバーコロナというオモチャ屋さんなのでは？ と、一瞬迷ってしまいます。

◆建築家プロフィールと建築データ