防災グッズを子供のために見直そう
子供の防災・避難グッズリスト
現在、東京の保育園では防災のために子どもたち一人ひとりに「防災頭巾」を用意することになっています。私も4人の子どものためにそれぞれ1つずつ用意しましたが、まさか、実際に頭巾を使う日が来るとは到底思っていませんでした。
しかし、今回の東日本大震災では、保育園にお迎えに行くと息子たちは防災頭巾を近くに用意して保育室の中で遊んでいました。帰宅時には、頭巾をかぶって歩きました。本震はしのげても、余震で上から何が落ちてくるかわかりません。こういうものがあれば、親は少しは安心することができます。頭巾やヘルメット、もしくはせめて帽子を玄関のところに置いておくといいでしょう。
子供の防災・避難グッズリスト
防災頭巾も含め、子どもを安全に避難させるために、次のようなものを用意しておくといいでしょう。
- 防災頭巾、ヘルメット、帽子
- 子ども用軍手
- 靴(上履きなどでもOK)
- 抱っこ紐またはスリング
- 子どもの名札(名前、年齢、血液型、連絡先を記入)
- 母子手帳
- 毛布、バスタオル(防寒のためなど)
- トイレットペーパー
- ウェットティッシュ
- 紙オムツ(必要な子)
- お尻拭き(おむつ替え以外にもウェットティッシュとして使える)
- ミルク(必要な子)
- 哺乳瓶(使い捨てのもの)
- 紙コップ(哺乳瓶の代わりにもなります)
- マスク
- 着替え(下着、防寒具、雨具なども)
- お気に入りのおもちゃや絵本
- その他、寝袋などのアウトドア用品など
外出先で被災したらどうする?「母子手帳」は必ず携帯したいもの
家庭では非常持ち出し袋を準備しておくとしても、外出先で被災した場合には持ち出すことができません。普段から、赤ちゃんや子どもを連れているときに被災したらどうするか、考えておきましょう。ベビーカーは避難の邪魔になるかもしれません。ベビーカーで外出したときも、必ず抱っこ紐を常備して。小さな赤ちゃんならスリングのほうが安心です。また、カード式のラジオやペットボトル入りの水は必ずバッグに入れておきましょう。キーホルダーになるタイプのナイフや懐中電灯も便利です。
忘れがちなのが「母子手帳」! 子どもが生まれてからのすべての記録がそこに記されているといっても過言ではありません。子どもの健康を守るためには絶対に失いたくないもののひとつ。必ず携帯しておきたいものです。
防災グッズは避難時でもできるだけ普段の生活ができるような準備を
赤ちゃんや幼い子どもにとっては、災害時が「非日常」だということは理解できません。なるべく普段、家で暮らしているのと同じような生活ができるよう、あらかじめ準備しておくといいと思います。
防災グッズは実際に子供連れで持てる量か確認しよう
小さい子がいるとたくさんの荷物を持って避難することが難しくなります。リュックなどにつめて、実際に持って逃げることができるかどうか試しながら、最低限必要なものに絞って、中身を準備していくとよいと思います。
このほか、医薬品、懐中電灯、ラジオ、携帯電話用バッテリー、貴重品など、家庭で用意しておくべき災害時の準備用品リストも確認しておきましょう。詳しくは「防災グッズの必需品は?地震対策の避難グッズ全リスト」記事をご覧ください。