男の気になる“アノ毛”の処理方法(2ページ目)

よりコンパクトになったグルーミングキット

元々、フィリップスのグルーミングキットには定評がありました。以前、ガイドは男性誌『UOMO』（集英社）の「スキンケアグランプリ」で、グルーミング部門に推挙したこともあるほど。

右の写真にあるQG3190／01はコームやヘッドを取り替えるだけで、ヒゲはもちろん、鼻毛や耳毛などの細かなむだ毛、そして髪の毛までも刈ることができました。ただ、マルチ機能がついているだけに、大きくかさばるのが唯一の難点。

そこで今回のQG3280が登場したというわけ。
８つのアタッチメントと保管用ポーチがついているのですが、従来品よりだいぶコンパクトな設計になっています。デザインも洗練され、より男性の持ち物としてふさわしいものとなりました。

このスタイリッシュなブルーのボディ。グリップがよくて、細かい作業にも適しています。アタッチメントとコームがついているので、体のあらゆる毛に対応します。
また、下位機種であるQG3250はアタッチメントが２つ少ない６つで、よりシンプルな構成になっています。ポイントを絞ったグルーマーを探しているなら、こちらも候補になるでしょう。

ブラックの筐体がかっこいいこちら。よりシンプルな使い勝手を求める人にぴったりでしょう。

バリカンの需要が変わった

ヒゲスタイルと同時に、おしゃれボウズも認知されるようになってきた昨今。フィリップスの調査によればバリカンを所有している男性は、全体の３割以上もいるとか。

またそのうちの４割はセルフカット目的で使用しているのだそうです。つまり、バリカンは今まで家庭でお母さんが子供のヘアカットをする目的が主たるものだったのが、自分で使用する目的へと変化してきているのです。

また、バリカンは自分ですべてをフィニッシュさせなくとも、仕事で忙しくてヘアサロンなどに行けない人が伸びた部分だけを整えるということでも売れています。

これさえあれば髪型も自在に操れる!?

そんなバリカンもニューフェースが登場します。まずその特徴は、180度の回転ヘッドで、刈りにくかった後頭部もスムーズに使うことができます。自分で刈る時に一番難しいのは直視できないのは、後頭部。ここがうまくできるか否かで、セルフカットを止めるかどうかが決まるといっていいほどの部位なのです。ミラーが付属しているのですが、裏には手を挟めるゴムがついていて、これがとても便利なのです。

次にレギュラーと細部の２つのコームを使い分けることで、１mm～15mmまで最大11段階の長さ調節ができるので、髪の長さを段階的に変えたいという人も使えます。ただ、慣れるまでにはやや、時間がかかるとは思いますが……。

そして、髪の長さ０mmというスキンヘッドも可能になったことが挙げられるでしょう。今までスキンヘッドはバリカンなどで長さを極限まで短くしてからカミソリで剃るのが一般的でした。頭部は毛細血管が多く、ちょっと切ってしまっただけでも血がたくさんでてしまいます。しかも、髪の毛を剃ってしまうので、その傷跡がまた目立ってしまうわけ。 しかし、その心配がほとんどない、セルフヘアカッタープロはスキンヘッド愛好者にとても便利でしょう。

さらに防水設計で、丸洗いも可能です。面倒なオイル注しが不要なのもうれしいところ。というのもシェーバーも含めてフィリップスのグルーミングアイテムは、刃が回転しながら自動研磨してくれるのです。つまり使えば使うほど、刃の切れ味が上がるというもの。

女性から厳しくチェックされている男性の体毛。きちんとケアして、肌を露出するこれからの季節に備えましょう。