元祖トンカツは白っぽい
トンカツの発祥には諸説あるのだけれど、ここの「カツレツ」がそのルーツだとする説がある。店の入り口には「創業明治参十八年」と右から左に書いてある。「ぽん多本家」さんに到着したのは11時半。さて、このカツレツをいただく。決して安くはない。単品で2625円。ご飯、赤だし、おしんこが525円。併せて3150円。
次々と他のお客さんがきて、満席となる。そして、全員が「カツレツ」を注文している。
しばし、待てば、やってきたのが、白っぽいカツレツ。
お店の方に食べ方を聞くと、まずは味がついているので、そのまま召し上がってくださいとのこと。あとは、テーブルにある塩、カラシ、ソース、ケチャップなどでだんだん味を濃くしていくとよいとのこと。ちなみにトンカツの右上にあるのは揚げたジャガイモである。で、何もつけずに食べると、実においしい。肉がやわらかい。ジューシーである。衣はさくさくではなく、しっとりとしている。なるほど、おいしい。
すっかり堪能。会計をして表に出るとすでに行列ができていた。銀座線の駅に向かうT女史と別れ、僕は湯島方面へ。さきほどの「うさぎや」さんの前を通ると、長い行列ができていた。なんとも本日はいいタイミングで散歩ができた。