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東芝 dynabook T350/56BW(3ページ目)

2011年春モデルではインテルの第2世代Core iシリーズ搭載モデルを搭載する会社が多い中、東芝の売れ筋モデルでは一世代古いCPUの採用が多かった。この機種もその1世代古いCPUを採用しているため、パフォーマンスは最新CPUに比べれば若干劣る。しかし、通常の用途で困るほどではなく、その分他社製品と比較し価格も安いのがポイントだ。

上倉 賢

執筆者:上倉 賢

ノートパソコンガイド

1世代古いCPUだがパフォーマンスは必要十分

ブルーレイは本体右側に搭載。T350/56Bはブルーレイ搭載モデルだが、ほぼ同じスペックでDVD搭載モデルのT350/46Bもある

ブルーレイは本体右側に搭載。T350/56Bはブルーレイ搭載モデルだが、ほぼ同じスペックでDVD搭載モデルのT350/46Bもある

CPU自体は1世代古い物だが、ビデオ編集など特に重い作業を頻繁にするのでなければ十分なパフォーマンス。メモリやHDDは通常の用途なら問題のない容量だし、Blu-rayなどにも対応しており目立って劣っている部分は特にない。

 

シンプルながら安心して使える

ボディデザインに「加飾転写工法」を採用。成型時に金型の中に転写フイルムをはさみこむことで、背面の繊細なパターンなど、質感の高いデザインを実現した(画像クリックで拡大)

ボディデザインに「加飾転写工法」を採用。成型時に金型の中に転写フイルムをはさみこむことで、背面の繊細なパターンなど、質感の高いデザインを実現した(画像クリックで拡大)

本体カラーは3色。「加飾転写工法」のシンプルで飽きのこないデザインとなっており、長期間使用しても問題なさそうだ。冷却ファンの音なども低負荷時はほとんど聞こえないほど。キーボードのタッチ感はしっかりしているし、筐体の剛性も全く問題なく、低価格ながら安心して使える品質を維持している。

 

キーボードなど、使い勝手は良好

テンキーが付いているのは便利だが、スペースキーの長さが少し気になるところ

テンキーが付いているのは便利だが、スペースキーの長さが少し気になるところ

スペースキーの長さは短めで、個人的に気になるが慣れの問題だろう。キーボード自体のタッチ感などは問題なく安心して使える。テンキー付きなので、数字などの入力が多い人にも便利に使えるだろう。他のノートPCで見かけるようなワンタッチ起動ボタンやWebカメラはないので、気になる人はいるかもしれないが、使い勝手に大きな影響はないと言える。

 

使用電力を知って無駄をカット

TOSHIBA ecoユーティリティで消費電力が一目でわかる(画像クリックで拡大)

TOSHIBA ecoユーティリティで消費電力が一目でわかる(画像クリックで拡大)

ecoユーティリティが搭載されていて、リアルタイムでパソコンの消費電力が表示される。液晶の明るさなどを調整すれば消費電力が上下するので、どんな使い方が電力を使うのかがよくわかる。また、東芝独自の超解像技術を搭載。SD画質をハイビジョン画質に変換して再生することができる。

 

価格にあった十分な性能と品質

CPUは1世代前のものが採用されているが、それ以外の部分では特にコストダウンのために削っている点などなく、必要十分の性能を確保している。本体の品質も、筐体剛性やキーボードなど主要な面で使い勝手を犠牲にしているような部分もない。Blu-rayなども搭載しているし、Microsoft Officeなどの基本的なソフトもプリインストールされていて、買ったらすぐに活用できる。


【関連リンク】
東芝 dynabook T350/56BW

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