避難所で活用すべき支援物資が入っていたダンボール

ダンボール

支援物資が入っていたダンボールも、使えるアイテムです

大地震や大津波、火山の噴火、原子力発電所の事故などが起こると、多くの人が自宅にいられなくなります。大災害や放射能汚染事故などでは、安全確保が難しいために自宅へ戻れず、長期の避難所生活を強いられることもあります。

避難所では、小さく仕切られて畳が敷かれた部屋は少なく、体育館などの広いスペースで板張りの床に直接寝なければなりません。そんなときに役立つものが、ダンボールです。

ダンボールは、「ライナー」と呼ばれる2枚の紙の間に、「中芯」という波型の紙が挟まった構造になっています。この中芯の部分が、クッションや断熱材の働きをします。例えばホームレスの方が固い地面の上で眠るとき、ダンボールを敷いているのをよく見かけますが、こうした生活の知恵が活かされているのです。

避難所で眠るときに特に重要なのは断熱性。冬に掛け布団を何枚重ねても背筋が寒いことがありますが、これは下から冷えが入ってくるからです。眠っているときの体の熱は、掛け布団からより敷布団から多く逃げていくことを覚えておいてください。毛布や布団が足りないときには、床に敷くだけでなく、体にも巻きつけると少し暖かくなります。

集団生活によるストレスを軽減させるパーティション作る

カーテン

寝姿を他人に見られるなんて、自宅では考えられませんね

震災のあとは、命に危険がおよんだ経験やいろいろなものを失ったことが、大きなストレスになります。気持ちが落ち着いてきても、避難所での生活が長引くにつれ、今度は多くの他人との共同生活がストレスのもとになってきます。

できるだけしっかり眠り、復興に向け体力を回復したくても、これらのストレスによってよく眠れなくなることも多いものです。

そんな時は、ダンボールで作ったパーティションで他人の視線を遮ることで、共同生活によるストレスが軽くなります。ダンボールインテリアのサイト『マゴクラ』では、ハサミ1本でできる避難所パーティションの作り方を提案しています。

支援物資が入っていた普通のダンボール箱で簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください。自分だけの空間を確保した安心感から、眠りの質が改善します。

避難所にも「我が家」を…狭いスペースでも「自分の空間」を作る

ダンボール

工夫次第で空間作りにも活用できるダンボール。手元のもので少しでも快適な空間を確保しましょう

「天井が高い家に育った子どもは、大きな人間になる」ともいわれますが、体育館のような天井の高さがあると、暖かな空気は軽いので上に行き、かわりに冷たい空気が床に降りてきてしまいます。そのため眠るときに寒くて仕方がないという声も聞かれます。暖房をかけていても、体育館の床に眠った状態では、なかなか体が温まりません。

定住型のホームレスの人たちはダンボールを集めて、「ダンボールハウス」を作って暮らしています。ダンボールの断熱性や保温性はかなり高いので、自分の体温だけで中はかなりあたたかくなり、眠りやすくなります。

ダンボールハウスを作るには、ダンボール・パーティションに屋根をつければ簡単ですし、大きめの段ボール箱をいくつかつなげてその中に潜り込んでもよいでしょう。

屋外に建てるダンボールハウスもあります。

佐合木材のダンボール仮設テント『オクタゴン』は、中の広さが6畳半もあり、大人5人が横になれます。特殊な工具なしで組み立てられ、大人が3~4人いれば1時間半~2時間で完成します。屋外での耐久性が6カ月間あることは実証済みで、20センチの積雪にも耐えられます。災害がひと段落したら、自治体などでの備蓄を検討していただきたいものです。 

【関連サイト】
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避難所用ダンボール仕切り「しきる君」
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