長期シリーズがたくさんもっていました
五山の送り火
1988年から続いていた『はぐれ刑事純情派』は2009年末にファイナル『さよなら安浦刑事』で生前に完結。一方、79年から続いた土曜ワイド劇場『京都殺人案内』は死去後に32作目を遺作として放送しました。また98年からの『剣客商売』は亡くなる12日前に放送のスペシャル『道場破り』で終了。
『必殺』シリーズだけはスペシャル『必殺仕事人2007』と連ドラ『2009』で東山紀之に引き継ぎを完了。没後に製作されたスペシャル『2010』で「西方に赴任」という形で静かに退場しました。合掌。
また83年から続く土曜ワイド劇場の『家政婦は見た』シリーズは2008年8月の第26作で完結。完結の理由は「好調なうちによい形で終了させる」ということでしたが、同年12月には大映テレビで同ドラマを長く担当していた柳田博美プロデューサーが死去。もしかしたら死期がわかっての終了だったのかもしれません。
市原悦子主演ものでは1994年からの『おばさんデカ 桜乙女の事件帖』が2007年の第15作でファイナル。金曜エンタテイメント枠で代わって『いじわるばあさん』を放送しています。
終わった?
終わったのか終わってないのかはっきりしないのが1999年からの『京都迷宮案内』。2008年、連ドラとしての最新、第10シリーズで杉浦恭介(橋爪功)が「来年定年するので送別会を自分で何回も主催している」ということが中心のエピソードがありました。ということは次シリーズで完結か?と思ったら、その後は2009年にスペシャルが1度あったのみ。シリーズを始めると完全に終わってしまうので、スペシャルで継続ということなんでしょうか。また『俺たちの旅』も1985年に『十年目の再会』、1995年に『二十年目の選択』、2003年に『三十年目の運命』と約10年毎にスペシャル版を放送。はたして『四十年目』はあるのかないのか?スパンが長すぎてわかりません。
現在、デジタルBSのBSジャパンで水・木曜23時に大画面で再放送しているので、オリジナル版を見ているのですが、いま見ても古さを感じさせません。それだけに『四十年目』も見ていたいのですが。中村雅俊、田中健、秋野太作(津坂まさあき)の3人も元気だし。