悲しみに浸り過ぎると心の健康に悪影響を及ぼす恐れが。振り返るのは気持ちが落ち着くまで保留にして。
その分、失恋により心が受けるショックも大きく、見えないストレスはあなたの肉体までも蝕む可能性があります。平常心を失っていると、それらのことを自覚することさえ難しくなります。
できることなら1日でも早く「いつもの自分」に戻りたい。落ち込みの深度を判断する力さえ失っていても、いま自分が「いつもの自分じゃない」ことはわかるはず。
そこで今回は、失恋で不安定になってしまったメンタルを少しでも早く立ち直る方向へシフトさせる方法を提案します。
多少“力技”的なものもありますが、効果は期待できると思います。失恋に限らず、落ち込んでいるあなたはぜひ今日から実践を!
まずは「失恋」そのものを凍結
今以上に落ち込まないためにも、まずはあなたを落ち込ませている原因を一時的に「凍結」させます。具体的には、今日から次の週末を迎えるまでの数日から1週間程度、失った恋そのものを「なかったこと」と自分に言い聞かせ、何事もなかったフリをして過ごすのです。
失恋したばかりのうちは「なんでこんなことに……」とつい内観しがち。そのままだと、仕事に集中できなくなるほど脳内を「なんで」「どうして」ばかりが浸蝕してしまいます。もっとひどくなると、朝から晩までそのこと以外考えられなくなり、仕事を休んだり食欲がなくなったりと、日常生活に支障が出てしまいます。
これまでの生活を「いつも通り」に過ごすことが、落ち込みには一番の特効薬。
「あんなことがあっても、私は普段と同じ生活ができる」と思えれば、落ち込みの原因である失恋を“些細なこと”レベルのサイズに縮小することができます。