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外出時の情報を集約できるジャーナリストのための財布(2ページ目)

財布や名刺入れにメモ機能を持たせるというアイディアは、それほど新しいものではなく、そんな商品もいくつもあります。しかし、それらは基本、メモが入る財布や名刺入れで、そこに書き易さや、いざと言う時の細かい工夫はありませんでした。そういう意味で「ジャーナリストウォレット」は初めての書ける財布です。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

ジョッターの便利さを広く知らしめるツール

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中仕切りを引き出すと、中からジョッターが現れる。ジョッター側を外に出しておく事も可能

当然、ジョッターは立ったままでのメモに本当に便利です。要するに小型で革製のクリップボードみたいなものなので、立った状態での書き易さは、メモ帳の比ではありません。ただ、ブロックメモなども十分立ったままで書けるし、そのためだけに持ち物をもう一つ増やす事に抵抗があるのも分かります。ジョッターが、その実力の割に普及しないのは、どうしてもそれでなくてはならない、というアイテムではないからでしょう。

しかし、この「ジャーナリストウォレット」には、財布の付属品としてジョッターが付いています。そして、実際に使う事で、単に財布にメモを入れたりメモ帳が差し込める、といったスタイルではなく、ジョッターが内蔵されている事の魅力がきっと分かると思います。
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ジョッター部分を取り外して独立した財布とジョッターとして使う事もできる。ジョッター部分にはカードケースや定期入れなどが付いている

「ジャーナリストウォレット」では、ジョッター部分は財布の中に差し込む形になっていて、普段は普通の財布として使えるようになっています。ジョッター部分を取り外せば、それこそ普通の二つ折り財布です。柔らかく、きめ細かいシボ(革の表面の皺のような模様)が入ったソフトシュリンクレザーを使った表側と、カード類の出し入れがしやすい加工を施したハードな内側のコンビネーションは、財布として十分使いやすいです。

ただ、その程度は、紳士用装身具を長年作っているモルフォなのだから当然と言えば当然の完成度。そこに、独立しても使えるジョッターを組み合わせたところに、この財布の面白さがあります。
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財布を開くと、そこにジョッターがある快適さとスピード感は、他のメモ環境にはないものだ

ジョッターを内蔵しているというのは、メモ帳が入っているのとは全く違います。単に財布を開くだけで、もうメモ環境が起ち上がる、そのスピードと、いきなり書ける、その書き心地は、ジョッターならではのものです。

ジョッターを持ち歩く習慣を持っていない日本人としては、なかなかジョッターに馴染めませんが、財布なら普通に持ち歩けるはず。そして、財布を開くと、そこにジョッターがあるなら、自然にジョッターを使いこなす事ができるのです。わざわざメモを持ち歩いているという感覚さえ無しで、いつでも最高のメモ環境が取り出せる、それは「ジャーナリストウォレット」という名前に相応しい使い勝手です。


次のページは、さらなる工夫をご紹介します。
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