ドラマ/春ドラマ情報

2011春ドラ情報2 高齢出産・犬…テーマがカブる

ドラマの企画は他でやらないおもしろいものを、とがんばって考えるのでしょうが、人の考えることはどうしても似てしまい……。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

高齢出産がカブる

「高齢出産」がカブったのがTBS金曜22時、金曜ドラマ枠の『生まれる。』とNHK火曜22時、ドラマ10枠の『マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~』。

高齢出産

      高齢出産はたいへん

堀北真希主演の『生まれる。』は51才の母(田中美佐子)が妊娠したことから一家に起こる葛藤を通して人の絆を描きます。
一家の構成は父・三宅裕司、長女・堀北、長男・大倉忠義(関ジャニ∞)、次男・中島健人(ジャニーズJr.)。他の出演に酒井若菜、戸田恵子、大杉漣。

『マドンナ・ヴェルデ』の方がもっといろいろ複雑。原作は菅野美穂主演で今年映画公開された海堂尊の小説『ジーン・ワルツ』の姉妹編で『ジーン・ワルツ』の裏でおこっていたエピソードを描きます。
『ジーン・ワルツ』の主人公はクール・ウィッチと呼ばれる産婦人科医・曾根崎理恵でしたが、『マドンナ・ヴェルデ』の主人公はその母、山崎みどり(松坂慶子)。
母のところに理恵(国仲涼子)がやってきて代理母出産を頼む。人工授精によりみどりは妊娠するが理恵は信じられない行動をとり……と「娘のために産むこと」を描きます。
他の出演に片桐仁、南明奈、柴田理恵、相田翔子、勝村政信、藤村志保、長塚京三。


犬もカブる

ミニチュアシュナウザー犬

ミニチュアシュナウザー犬がしゃべる?

「犬」を中心にしたホームドラマがカブったのがフジ系日曜21時、ドラマチックサンデー枠の『マルモのおきて』とテレビ朝日系金曜23時の金曜ナイトドラマ枠の『犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~』。

『マルモのおきて』は阿部サダヲと人気絶頂の子役・芦田愛菜のダブル主演。
独身アラフォーの高木護(阿部)は親友の死により双子の子供(芦田、鈴木福)を引き取ることに。さらに子供たちがひろってきたミニチュアシュナウザー犬・ムックはなぜかしゃべり、双子を見守るとともに護に厳しく説教する……

『犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~』は錦戸亮が連ドラ初主演。
人事課でリストラ役として苦悩する父(錦戸)、家計のためパートを掛け持ちする母(水川あさみ)、遊びまわる長男(山崎竜太郎)、と崩壊寸前の家族を案じる小学生の末娘(久家心)はポメラニアンの子犬を拾ってくる。「スカイツリー」と名付けられた子犬はどん底の家族を変えていく泣けるホームドラマ。
他の出演に田口淳之介、武田航平、風見しんご、鹿沼憂妃、杉本 哲太、泉谷しげる。

犬ものは映画でも昨年の『きな子~見習い警察犬の物語~』と現在公開中の『わさお』と登場。定期的にはやるんですね。

 

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