イギリス/イギリス基本情報

イギリスの犯罪対策 旅行前に知っておきたい7つのこと

比較的安全と言われるイギリスですが、旅行者を狙うスリやひったくりは多いとされています。またテロ事件発生の可能性も低くはないイギリス。安全に旅を楽しむ心がけと、トラブルに巻き込まれてしまった時の対応についてまとめました。

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

イギリス旅行のトラブル対策

トラブルに巻き込まれることなく、楽しい旅行にしたい!

トラブルに巻き込まれることなく、楽しい旅行にしたい!

比較的安全と言われるイギリスですが、旅行者を狙うスリやひったくりは多いとされています。また、テロ事件発生の可能性も低くはありません。

過度に警戒する必要はありませんが、安全な旅行のためのアドバイスと、万が一トラブルに巻き込まれてしまった時の対応については、旅行前にぜひ一度目を通しておいてくださいね。

1. 貴重品は目の届くところに

パスポート、スーツケース

貴重品は、必ず目の届くところに。空港やホテルのチェックイン時も気を抜かないで

財布やパスポートの他、スマホ、タブレット等の貴重品は、きちんとバッグにしまうこと。すぐに手を入れられるようなトートバッグや、リックサック等背負うタイプのバッグには、貴重品は入れないようにしましょう。

カフェやレストラン、パブなどでは、バッグから目を離さないこと。観光地などでの写真撮影中に狙われることも多い様です。「盗まれたら困るもの」は常に目の届くところに。 また、荷物から目を離しがちになる空港やホテルのチェックイン時なども、要注意です。

なお通常の旅行であれば身分証明書を求められることはほぼないので、パスポートのコピーだけを携帯して、パスポート本体はホテルのセーフティーボックスにしまっておくと安心です。

2. ATMでは背後に注意

イギリスのATMは建物の外壁に設置されており、路上にむき出し状態になっているものがほとんどです。暗証番号を覗き見されたり、カードを盗まれたりしないよう、利用する時は背後に注意しましょう。

3. 繁華街では危険を避けた行動を

日本で普通に生活していれば、土地勘のないところでは「暗い路地には入らない」「怪しげな場所には近づかない」など、無意識に気をつけていることはあると思います。それはイギリスでも同じこと。初めての土地でも、言葉がわからなくても、何となく危険な感じのする場所や人は分かるものです。少しでも嫌な気配を感じたら、避ける!が鉄則ですよ。

夜の繁華街、特にクラブなどでは、違法ドラッグが売られていることがあります。違法であることはもちろんですが、得体の知れないドラッグもどきを売りつけられたり、時には死に至るケースもあり、非常に危険です。仮に勧められても、毅然とした態度で断りましょう。

4. テロについて、知っておきたいこと

いつ、どこで起きるのか、予測が困難なのが昨今のテロの特徴ですが、「人が多く集まる場所」がターゲットになりやすい、という傾向はあるようです。地下鉄やバスなどの公共交通機関、イベント会場や繁華街、空港などは要注意です。

行動が不自然な人物や、持ち主不明の不審な荷物などを見かけたら、まずは速やかにその場から離れること。また、周囲の様子に何か異変を感じたら、とにかく「逃げる」「隠れる」が鉄則です。なお、爆弾系テロの場合、爆発の衝撃で割れたガラスの破片で怪我をすることも多いそうです。避難する時は、できるだけガラスから離れたところへ、というのもポイントです。ひとまず安全が確保されて、余裕があるようなら通報を。警察官が到着したら、慌てず、落ち着いて指示に従ってください。  

なお、外務省の海外安全ホームページで、事前に渡航先の安全情報を確認しておくことも忘れずに。また、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録しておくと、いざという時に在外公館などから緊急時の情報提供を受けられます。

次のページでは、もしも被害にあってしまったら……
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