エルゴノミクスグリップの効果で押しやすさは抜群!
手のひらの拇指球が効率よくあたり、押しやすさに貢献している
アダマスをインプレッションして、何より驚いたのはその押しやすさです。「キューレットミューラーって、こんなに押しやすかったけ??」と、思わずガーネとあれこれ比較した結果、「ハンドルにエルゴノミクスグリップを採用」「ホイール径が一回り大きくなっている」という2点が大きな違いを生んでいるのではと推測されました。
ハンドル高自体は、これまでのモデルとほとんど変わらない
エルゴノミクスグリップ(人間工学に基づいた形状)は、手にぴったりと沿う形であるだけでなく、親指の付け根付近の手のひらを効率的に使ってベビーカーを押すことが可能になります。手足とも、拇指球(親指の付け根)は比較的大きな筋肉が複数あり、運動するときにもっとも大きな力を発揮できる箇所なのです。その点に着目し、グリップ形状を設計されたのはかなり革新的な試みで、しかも非常に大きな結果をもたらしていると言えます。実際、メーカーでモニター調査を行ったところ、約8割の人が「押しやすい」と回答したそうです。
なお、ハンドルの高さはちょうど拇指球が当たるくらいの位置で、実測102cmでした。ハンドルの高さとしてはかなり高い部類になりますので、背の高い男性もかなり押しやすいと思います。エルゴノミクスグリップの威力は、店頭で試すだけでもすぐに分かりますので、検討している人はぜひ一度、試してみてください。
線路や電車のドアにひっかりにくい、大きな車輪
若干走行音はするものの、踏破性は十分
左がアダマス、右がガーネのホイール。一回りサイズが大きくなっている
キューレットミューラーはもともとホイールが大きめの設計です。しかしアダマスではさらに直径が5mm大きくなっています。5mmというと僅かなようですが、この差が段差や溝への威力を発揮するのです。
試しに側溝の上でも走らせてみたのですが、とくに引っかかることもなくスムーズに進むことが出来ました。さらに大きなホイールサイズは、電車のドアに挟まれた時も検知しやすいという特性を持っています。ベビーカーでお出かけすることが多い人は、ホイールサイズにも着目してみてはいかがでしょうか。