念願かなってつけ麺を食す
前回の荻窪「丸長」訪問から、約一週間後に、大地震が起こった。東京は東北に比べれば大きな被害はなかったものの、町を歩けば、震災前と後では景色も変わってきている。節電しているお店も多く、「照明を落としておりますが、通常通り営業中です」という張り紙があったりする。震災以降は、できるだけ電車ではなく歩こうと思っている。西荻窪へ行く用事があったので、徒歩で向かう。その途中にある荻窪の「丸長」へうかがおうと思った。震災から4日目のことだ。新宿区富久町家を出たのが12時くらい。「丸長」に到着したのは1時半。店内のテレビでは震災報道が流れている。迷わず「つけそば」を注文。
10分で出てきた。
麺がつやつやしている。ひとくち食べて驚いた。
とてもジャンクな味わいなのだ。前回食べたラーメンが昔懐かしい味だったので、「つけそば」もそんな予測をしていたのだけれど、こちらは食べたことがない、斬新な味。酸っぱくて、甘くて、辛い。不思議な味なのだ。
いま流行のつけ麺のようにつけだれは多くない。小ぶりなのだけれど、刻んだチャーシューなども入っている。これは驚きだった。また、訪問してみたい。