つけ麺ブームは荻窪から始まった

プロデューサーのEくんがオールアバウトを辞めたと聞いた。僕は、しまったと思った。というのも、やり残した散歩があったからだ。それは2008年の2月のこと。僕はEくんとJR荻窪駅の改札で待ち合わせた。南口にある「丸長」を訪問するためだ。お店まで歩く間、Eくんがいろいろと説明してくれた。

「今のつけ麺ブームの源流というのは、山岸一雄さんの東池袋大勝軒だといわれているんですけどね、その山岸さんが最初に働いていたお店で、すべての源流はここにあるんですよ」

というのような話をしながら店の前まできたとき、いやな予感がした。シャッターが閉まっている。そして、そのシャッターには「臨時休業します」という貼り紙。
2008年2月15日「丸長」は臨時休業だった

荻窪南口にある「丸長」


そのときのEくんの落胆した表情はいまでも忘れない。そのときは、かつて行列店だった「丸福」の系列店へ行ったのだけれど、僕も「丸長」への思いはずっと残っていた。で、今回急にそのことを思い出し、電車で荻窪に向かった。
この日はみぞれまじりの雨。寒い日だった。

荻窪駅南口から、天沼陸橋方面へ

荻窪駅南口から出ると、みぞれまじりの雨であった。寒い。
外観は2年前を変わりない「丸長」

荻窪南口にある「丸長」2011年2月28日

シャッターは開いているし、営業しているようだが、貼り紙がある。いったい……。