MBA・ビジネススクール/MBA・ビジネススクール学校紹介

日本企業CEOを目指すなら慶應義塾ビジネススクール(2ページ目)

日本を代表するビジネススクールである慶應義塾大学大学院経営管理研究科のインタビュー記事です。どのような学生を求め、どういった教育を行っているのか。MBA修得後どのようなキャリアが待っているのかについて聞いてきました。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド


具体的な入学プロセスは

坂下

今回インタビューにこたえていただいたマーケティングの坂下玄哲准教授

9月に行われる秋期募集と1月に行われる春期募集があり、定員は合計100名です。いずれも入学時期は4月。各回とも第1次で書類審査があり、第2次で面接と筆記試験(小論文と英語)が行われます。面接は、1人ひとりに時間をかけてKBSの求める人材が否かを判断します。ここ数年倍率は2倍程度で安定しています。

過去の筆記試験は、日吉学生部(協生館2階)に行けば閲覧させてもらえます。ガイドも見ましたが、小論文は非常にロジカルシンキングが必要とされる良問で、対策を考える上でも事前に閲覧しておくことを強くおすすめします。英語は、基本的に英文和訳を中心とした問題で、日本の大学受験をイメージしておけば大丈夫です。

企業派遣と私費の割合は?

年にもよりますが、企業派遣の学生は全体の約2割~3割を占めています。また、私費学生の中で学部から直接入る学生は例年1割~2割程度です。
 

MBA取得費用について

授業料は2年間で約400万円です(2010年度納入実績額:1年次2,167,600円、2年次1,856,000円)。日本の他のビジネススクールと比べるとやや割高ですが、授業時間数あたりの金額と考えると他校に比べて決して高くはありません。また、世界のビジネススクールと比べても値段は抑えられていると思います。

奨学金に関しては、慶應義塾大学大学院奨学金(給付)や各種財団奨学金に加え、研究科独自の給付奨学金もあり充実しています。日本学生支援機構奨学金(貸与)を利用している人も多く、こちらは成績により一部または全額返還免除となります。

インターンシップや修了後の進路は?

KBSではキャリアサポートを非常に充実させており、専門のキャリアサポートスタッフがインターンシップから就職まできめ細かく学生の面倒を見ています。入学時のキャリアガイダンスから始まり、年2回程度ジョブフェアや企業説明会などを行っています。

インターンシップに関して、授業期間中、1年生は授業が多く余裕がありませんが、2年生(企業派遣を除く)は積極的に参加しているようです。

卒業後は、コンサルティング、製造業、金融業に就職していく学生が多い傾向にあります。過去5年間の進路実績をみるとこの3業種で卒業生の約6割を占め、残りの4割の学生の進路先は他業種にわたります。学費の高い海外ビジネススクールで聞かれるような、借金返済のため就職選択先が狭まるということはなく、学生は自由に進路先を選んでいるようです。
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