相手が悪いのにもうそれ以上自分を責めないで
その自責はあなたの未来の恋愛生活を「危険な状態」に導きます。自責することで、あなた自身が「自分はあんなふうに彼に扱われて当然の存在」と承認する機会になってしまうのです。あなたが受けた仕打ちは決して「やられて当然のこと」ではありません。
そんなに「自己評価」を下げてはいけませんよ。相手の言動は一般社会で見てどうでしたか?常軌を逸していませんでしたか?アンバランスではありませんか?それによって耐えられなくなって怒りをあらわにしたあなたを、相手が見限ったとしてもそれはあなたの至らなさではありません。だからそれ以上自分の内面に関して反省はしないでください。
本当に、学習能力、責任感が強く、愛の強い人の方がこうやって「全部自分が悪かった」と自分を責めてしまう傾向があるように思えます。
もし反省するのであれば、ただひとつ。そういう悪い相手を選ばない「目」を持つことですね。
人は誰でも、いったん相手のことを好きになると、相手のマナー違反までも愛しく思ってしまうもの。僕にもそういう経験があります。「さすがにそれは人としてありえないんじゃない?」という相手の態度。それに対しても「私に魅力がなかったから」「私の内面に欠点のせい」「自分は恋愛力がないから」とか「自分には愛される資格がないから」と自分を責めてしまう、それは人間共通の弱さ、そして憎めないところですね。でもそうなってはいけない時があると僕は思いうのです。(次のページに続く)