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湘南に移り住むクリエーターたち(2ページ目)

湘南エリアの逗子や葉山のあたりになると、通勤できるリゾートの感があります。最近は、そこに移り住む若いクリエーターたちが増えているという話を聞きました。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド


都心居住から自然のある湘南に引っ越す

「逗子は通勤もできるし、海もあり山もある。バランスがいいところ」とシネマ・アミーゴの館長。ミュージシャンやデザイナー、カメラマンなどが多く住んでいるといいます。かつて情報や流行の発信は東京都心からといわれ、トレンドを生み出すクリエーティブな人たちは都心に住むケースが多かったのですが、昨今は、ネットが当たり前。そのスタイルも変わってきたようです。

若い頃は都心で仕事をしていたものの、結婚し子どもが生まれたことで、環境の良さを求めるクリエーターも増えているのです。毎日通勤しなくてもよいフリーランスの人にとって、都心に1時間くらいで出られる逗子は絶好の場所といえます。クリエーターが身近に何人も住み始めると、東京じゃなく逗子でも面白いことができるんじゃないか、そういうムーヴメントも起こります。東京集中から湘南へ、先駆け的なエリアの一面も持ちはじめているのです。

実際、逗子・葉山エリアには今年で19回を迎える葉山芸術祭という街をあげてのイベントがあります。また今年のゴールデンウィークにはシネマ・アミーゴで逗子海岸映画祭りの第1回が開催される予定とか。

逗子の住宅価格には割安感はないものの、葉山のようにバス便になると求めやすい物件も出やすくなります。アップダウンが多い地形だけに、眺望を生かした個性派住宅は若い人にこそお勧め。オン、オフの切り替えが明確にできるリゾート的な街は、若いクリエーターたちの好奇心を刺激し、才能をさらに高めてくれるにちがいありません。若いファミリーとともに将来、この街がどう変わるのか楽しみでもあります。


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