自動車保険

自動車保険、やってはいけない比較方法(2ページ目)

自動車保険は、単純に保険料のみを見て比較してしまいがちです。ただ、比較の前提条件として、補償内容を揃えないと誤った判断をしてしまいます。そこで今回は、適切な比較をするために必要な基礎知識を解説していきます。

執筆者:石川 英彦

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見積もりの際、「この項目は?」はNG

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入力項目の意味を知ることが大切。理解できないからまあいい……はNG!

見積もりの際、必要な項目をヒアリングされますが、いったい何のことなのか判別しづらいことがあるかと思います。以下に、主な項目のポイントをまとめてみました。

■ナンバープレート、車種、型式
個人で利用する自動車の大半が自家用5車種といって、用途によって区分されており、車検証で確認することができます。ダイレクト自動車保険の場合、主に自家用5車種の契約が中心で、対象車両であるかを確認するために尋ねられます。ちなみにダイレクト自動車保険会社では、キャンピングカー、貨物自動車、オートバイについては取り扱いが異なります。

型式、車名、初年度登録年月も尋ねられます。理由は保険料が車種、型式によって決まるから。初年度登録年月は、車両保険の金額目安や、新車割引などの適用有無を判断するために使われます。これらの情報は、車検証や保険証に記載されています。

■年齢条件
年齢条件は「運転する人の中で最も若い人」で設定され、21歳以上、26歳以上、30歳以上といった指定方法になっています。ただし、この年齢区分は各社異なっており、2011年4月以降さらに各社、区分方法が変わってくる見込みです。

■走行距離、使用目的、使用地域、免許の色
リスク細分型自動車保険ならではのヒアリング項目です。この中でも、なかなか判断しづらいのが走行距離と使用目的。走行距離は意外と保険料に差が出るので正確に申告したいところですが、未来のことは正確に把握できないので、前年度の使用状況から推測して申告しましょう。

使用目的にある「業務使用」「通勤・通学使用」は、年間を通して月平均15日以上使用するかが大よその基準になっています。通勤・通学使用のケースでは、駅への送迎も通勤・通学使用と判断する保険会社もあり、事前に確認しておく必要があります。また、これら使用目的が大きく「業務用」「それ以外」の2区分になっている保険会社もあります。
 

不明点は残さない! わからなければ徹底して聞くこと

インターネットを使用した場合、各種条件を入力した後、おすすめのプランが提示されるのが一般的。その後、自由に再設定し直すことができます。見積もりに必要な項目の入力順序は各社順番が異なり、戸惑うこともあるかもしれませんが、車検証や保険証券を見ながら質問に答えていけば、尋ねられる順番が変わっても漏れなく入力できると思います。何社か見積もっているうちに慣れてくるものです。

補償額の決定はもちろん、入力に関して不明なことについてインターネットで解決できない場合、コールセンターをどんどん活用してアドバイスを受けるべきでしょう。わからないまま判断することが、なによりもやってはいけないことなのです。
※本件ガイドが提供する記事は、特定の保険商品の募集を目的としたものではありません。また、掲載される情報の著作権は株式会社オールアバウトが有し、各国の著作権法、各種条約およびその他の法律で保護されています。
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