離婚/離婚を決意する前に

嫁が親の悪口を言う…夫が離婚を考える妻の5つのNGフレーズ

嫁が親の悪口を言う、収入に関することを言うなど、なにげなく放ったひと言が離婚の原因になってしまうことも。夫が離婚を考えるきっかけとなる「妻のひと言」5つのNGフレーズをご紹介します。夫婦関係を保つには、夫本人や夫の親に対しても愛情をもって話すことが大切です。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

夫に言ってはいけない「妻のひと言」5つのNGフレーズ

嫁が親の悪口を言う…夫が離婚を考える妻のひと言

正直に話すのは信頼している夫婦の証。でも、だからといって何を言ってもいいとは限りません!

「親しき仲にも礼儀あり」は、夫婦の間でも大切なことです。「家族だから、何を言っても平気だろう」と思うのは、心を許しているのではなく単なる油断。なんでも言い合えるのが夫婦、というわけではないのです。

とくに、夫婦喧嘩の最中など、感情が高ぶってしまったときにポロっと出る何気ないひと言は要注意。夫が離婚を考える原因になってしまうこともあるからです。

そこで今回は、どんなに腹がたっていても「これだけは言ってはいけない!」という5つのフレーズをご紹介しましょう。

<夫に言ってはいけない「妻のひと言」5つのNGフレーズ>

   

1. 夫の親の悪口…「お義母さんったら~」夫の身内に関する悪口

「お義母さんったら~」ではじまる夫の身内に関する悪口はタブーの筆頭です。たとえ、責められるべき原因があるのをわかっていても、夫は妻にだけは言われたくないと思っているからです。

夫のほうから水を向けられた場合も同様です。「うちのオヤジ、本当に困るよな」と賛同を求められた場合でも、「前から私も、どうかしてると思ってたわ」などと同調してはNG。大抵の場合、夫が期待しているのは「そんなことないわよ」とか「でも、お義父さんにだっていいとこあるじゃない」という妻からのフォローの言葉。そう言われたほうの夫は、「そう思ってくれているならよかった」と、内心ホッとしていることが多いのです。

夫の身内の悪口を言いそうになったとき、とどまる方法としては、「もしも自分の身内が同じことを言われたらどうだろう?」と、自分に置き換えて考えてみることでしょう。夫に自分の両親の悪口を言われたらカチンときませんか?
 

2. 夫の収入・出世に関すること…「あなたの稼ぎが悪いから~」

「アナタの稼ぎが悪いから、子どもを塾に行かせられない」「同期はみんな出世しちゃったわね」など、収入や出世に関するマイナスな発言は、夫には大きなダメージを与える結果になります。収入が少ないことは、誰よりも夫本人がわかっていることだからです。

会社での出来事をすべて、妻が把握できるということはありません。夫が家族のためを思って仕事を乗り切っている局面もあることを理解してあげるべきでしょう。

「オレがどんな思いで働いていると思っているんだ!」などと反撃されては、妻としても返す言葉がなくなります。収入の件は、グッとガマンするのが得策といえそうです。
 

3. 男の度量について…「男だったら~」男の尊厳を傷つける言葉


「男らしくない」と“男”を否定されるのは、存在価値を失ったように感じるもの。言ってはいけない言葉のひとつです

「男らしくない」と“男”を否定されるのは、存在価値を失ったように感じるもの。言ってはいけない言葉のひとつです

「男だったら、しっかりしなさいよ」「男らしくないんだから」というような、“男”の沽券について、尊厳を傷つける言葉は慎みましょう。

妻の前で男を保てないことが決定的になった男性は、「存在価値を失ったも同然」と思って自暴自棄になることが多いものです。

いずれにしてもいい結果は得られませんので注意したいフレーズです。
 

4. 夫の容姿に関すること…「背が低い」「毛が薄い」など

「毛が薄い」「背が低い」など、容姿に関する悪口は夫のプライドを傷つける原因になります。たとえ本人がオシャレに気を遣わないタイプだとしても、控えるべき言葉でしょう。なぜなら、薄くなった毛は濃くならないし、背もこれから高くなることはないからです。変えようのない容姿のことについては言わぬが花、なのです。
 

5. 夫に対する愛情ゼロの暴言…「結婚するんじゃなかった」など

「アナタとなんか、結婚するんじゃなかった」「私の一生を返してよ」「もう離婚よ」といった、夫が弁明する余地がなく、相手への愛情がまったく感じられない言葉を口にするときはそれなりの覚悟が必要でしょう。本気で離婚したいと思っている場合を除いては控えて正解です。決定的な言葉を言ってしまってから後悔しても、“後の祭り”となってしまうケースも多いのです。
 

妻が夫に言ってはいけない基本的なNGフレーズも

以上の5つが、言ってはいけないフレーズの代表例ですが、そのほかにも人として基本的なNGフレーズもあります。たとえば、「生死に関すること」がそのひとつ。「生きてる資格なんてないわ」「人間として最低。死んだほうがマシよ」などという、生死に関わる言葉をぶつけるのは言語道断です。

口にしたときは、そこまで強い思いはなかったとしても、受け取る側にとって重ければ、それはいつまでも大きなシコリとなって残ります。それが言葉の重さというものです。「口は災いの元」にならないためにも、心に留めておきましょう!



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