神戸グルメ/神戸・兵庫のフレンチ

エル デ アンジュ芦屋

今、兵庫でもっとも注目したいフレンチ「エル・デ・アンジュ芦屋」。若き次世代シェフが作り出す、創意工夫溢れる料理の数々は美味しい驚きの連続です。

執筆者:麻生 玲央

邸宅レストラン「エル デ アンジュ芦屋」

外観。

「エル デ アンジュ芦屋」の外観

JR芦屋駅の山側に降り立ち、東へ向かうこと5分足らず、六甲山系から流れる「宮川」の手前で山側に折れたところにチューダー様式のハーフ・ティンバーのお屋敷風建物が突如現れます。知らずに前を通る方々は「いったい何に使われている建物なんだろう?」と思われることでしょうが、ここは芦屋に相応しい「邸宅ウエディング」を挙げることができるゲストハウス「エルデアンジュ芦屋」です。

ところが、ここが純然たるフレンチ・レストランとしても普通に利用できることを知らずにいる方々が、地元芦屋でも多いのではないでしょうか。シェフは新進気鋭29歳の江見常幸さん。本場フランスで約2年の修行の後、こちらのシェフとして招聘されました。シェフがフランスに渡られたきっかけは、22歳の時、大阪にあるホテルのフェアで南仏ラングドック・ルーション地方のオーベルジュ「オーベルジュ・ドゥ・ヴュー・ピュイ」のシェフ「ジル・グージョン」さんの料理に出会って感動されたこと。そして、その時にグージョン氏に「僕、必ず修行に行きますから!」と伝え、実際その3年後には単身渡仏し、グージョン氏の店を訪ねて入店を許可されたそう。その後はパリの3ツ星「アルページュ」や、ビストロ「シェ・ミッシェル」でも腕を磨かれたという、本場の一流店ばかりで修行されきた方なのです。尚、ヴュー・ピュイも昨年2010年にミシュラン3ツ星に昇格したのは記憶に新しいところですね。

注) 料理長だった江見常幸さんは2012年10月に退職されました。当記事は2011年の過去記事となります。

ダイニング

2階のダイニング・スペース

レストラン・スペースは建物の2階にありますが、披露宴が開けるスペースとあって、高い天井と2面の大きなガラス張りの窓が明るく開放的な空間を作り出し、チッペンデール様式の椅子と相まって、イギリスの田舎の邸宅で食事をしているような雰囲気を醸し出しています。

次ページでは、コース料理をご紹介です。

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