ホームシアター/ホームシアターの選び方・基本

AirPlayで変わるホームシアター・家庭内配信(3ページ目)

Apple社のAirPlayの登場により、ホームシアターを含む、家庭のAVシステムにパラダイムシフトとも呼べるべき変革が起きようとしています。今回は、そんな注目のAirPlayを、具体的な活用事例を交えて紹介します。

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

応用して、家中に音楽を!

今回ご紹介した事例1と事例2を組み合わせて応用すると、家中で音楽を愉しむ!というライフスタイルも現実的味を帯びてきます。リビングのテレビにはApple TVを、書斎やベッドルームにはAirPlay対応オーディオを、廊下やキッチンなど、個別にオーディオ機器を設置し難い場所へは、SR7005のようなAVアンプを通じ、スピーカーケーブルで音楽配信を、といった具合です。

AirPlay対応オーディオの製品としては、同じマランツの「M-CR603」があります。M-CR603は購入後、5250円の有償アップグレードでAirPlayが利用可能になります。

M-CR603 [シルバーゴールド]


さいごに

以前より、家中を音楽で満たすシステムは存在しましたが、業者が高価な専用機器を導入する必要があるなど、工事も費用も大がかりでした。それが、AirPlayの登場により、ユーザー自身で取り扱える程身近になりつつあります。これも、ネットワークの普及に加え、AirPlayの”革新”の一つと言えるでしょう。

細かな部分についても、AirPlayは良く出来ています。例えば、LAN上にAirPlay対応機器を追加する際、LANケーブルを繋げるだけと簡単です。また操作においては、iPhone側からAirPlayで出力先を切り換えると、切り換えた先の機器は、原則、iPhoneの映像や音楽を優先してくれるので映像や音が出ない!といった混乱も少ないででしょう。

さらに、iPhoneからAirPlay対応機器に切り換えた際、音楽が途切れる時間は1秒もなく、ギャップを感じる事もほとんどありません。総じて完成度が高く、実用的なシステムと言えます。

AirPlayで、家中に音楽が溢れるようなAVライフを満喫したり、AirPlayをきっかけにホームシアターを初めてみてはいかがでしょうか?


【関連サイト】
アップル Apple TV
マランツ SR7005

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