ホームシアター/ホームシアターの選び方・基本

AirPlayで変わるホームシアター・家庭内配信(2ページ目)

Apple社のAirPlayの登場により、ホームシアターを含む、家庭のAVシステムにパラダイムシフトとも呼べるべき変革が起きようとしています。今回は、そんな注目のAirPlayを、具体的な活用事例を交えて紹介します。

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

事例2  上級! ホームシアターシステムで楽しむ

もっと良い音で聴きたい、また、ホームシアター機器ならではの機能性を活かしたいなら、AirPlay対応のAVアンプを利用するのがおすすめです。

事例2 図解

事例2 AVアンプを利用したホームシアター&マルチルーム配信



AirPlay画面

AirPlay対応機器は複数設置、切替可能。

マランツの最新「SR7005」は、ブルーレイを利用したホームシアターにも充分な音質を備え、9.1chアンプを搭載した本格的なAVアンプです。

操作の要領は、先述の「事例1」と全く同じで、iPhone操作で出力先として「SR7005」を選ぶだけ。クライアントが変わっても操作が変わらないのが、AirPlayの肝と言えるでしょう。

「SR7005」の利用で特にメリットを感じるのは、iPhone側からの操作で、「SR7005」(アンプ)の起動や音量調整もできる点。

例えば、iPhoneで音楽を聴きながら帰宅して、AirPlayで出力先を「SR7005」に切り換えると、自動的に「SR7005」の電源が入って音が流れ出す……といった、完璧なシームレス再生が可能です。

因みに、iPheoneからAirPlayを通じて送られるオーディオフォーマットは、PCM(48kHz)で、音質面では、iPheone をUSB でSR7005に直接繋ぐのと差異はありませんでした。AirPlayは音質面でも優れているので、音楽愛好家にも安心です。

Wizz App画面

マランツのコントロールアプリ「Wizz App」の画面例。SR7005では、複数のZONE(配信先エリア)が選べる

AirPlay対応に加え、「SR7005」自体の操作も、iPhone(無料の専用コントロールアプリをインストール)から行えます。9.1chのアンプを利用して、隣の部屋や廊下などに設置したスピーカーを鳴らす事もできるので、iPhoneが1つあれば、隣室からSR7005に音楽を送り込んで、スピーカーを隣室に切り換えて聴く、といった使い方もできます。

■マランツ SR7005


 
SR7005 [ブラック]

最後に、AirPlayによって、音楽の愉しみ方がどう変わるのか、まとめてみます。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます